高3学年通信
マルチタスクは非効率
2018/10/13
人間の脳は計り知れないポテンシャルを持っています。これはまったく正しいことです。
ある研究によると脳の記憶容量をコンピュータの理論で擬似的に算出したところ17.5テラバイトという
数字が導かれたそうです。「ウィキペディア」の情報総量が約1テラバイトなので、人間の脳の容量の
すごさ、記憶力のすごさが分かることでしょう。
一方で、人間の脳が同時に処理できる情報量はものすごく少ないことが分かっています。
3個の情報を同時に処理しようとしただけで脳のワーキングメモリは満杯になってしまいます。
同時に複数の仕事をこなすことを「マルチタスク」といいます。
マルチタスクとは「仕事に関するメールを打ちながら、大切な得意先との電話連絡をする」などの行為です。
最近の脳科学研究では、人間の脳はマルチタスクができないということが明らかにされています。
マルチタスクによってひとつの課題に集中してあたれない場合、作業効率が50%も低下することが
分かりました。「マルチタスクは絶対にやってはいけない仕事術(勉強術)」なのです。
まずは目前のひとつのことに集中してアウトプットするのが、最も効果的であるといえます。