高3学年通信
百人一首
2019/01/09
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」
崇徳院の詠んだ、百人一首の中でも有名な一首です。かつて卒業していく生徒たちからのメッセージとして色紙をもらい、いまでも心に残る歌です。
この歌は競技かるたでは「せ」で始まる「1枚札」としても有名ですね。
1月は金曜日の読書時間を使って、百人一首のテストを行います。もちろん、競技をするには暗記が必須ですが、言葉だけを覚えるのではなく、この機会に意味を味わい、いにしえに思いを馳せてほしいと思っています。文化、文明は時の流れとともに変化しますが、四季の移ろいに対してや、人への思いといった、人の心というものは昔も今も変わらないのではないでしょうか。百首あれば、自分の価値観にぴったりと合う歌にも出会えるかもしれません。
各クラスに出題例などを掲示していますが、テストの予定は11日(金)1~30番、18日(金)31~60番、25日(金)61~100番となっています。テキストを持っていない人は図説の94~111ページにも記載があります。参考にしてください。