学校ブログ

高3学年通信

文楽鑑賞

2019/10/28

秋晴れ!朝晩は冷えますが、日中は過ごしやすくなってきました。季節の変わり目です。体調には気をつけてください。

本日、午後から学園記念講堂にて”文楽鑑賞会”が実施されました。人形浄瑠璃文楽は、日本を代表する伝統芸能の一つで、太夫・三味線・人形が一体となった総合芸術です。その成立ちは江戸時代初期にさかのぼり、古くはあやつり人形、そののち人形浄瑠璃と呼ばれています。竹本義太夫の義太夫節と近松門左衛門の作品により、人形浄瑠璃は大人気を得て全盛期を迎え、竹本座が創設されました。この後豊竹座をはじめいくつかの人形浄瑠璃座が盛衰を繰り返し、幕末、淡路の植村文楽軒が大阪ではじめた一座が最も有力で中心的な存在となり、やがて「文楽」が人形浄瑠璃の代名詞となり今日に至っています(公益財団法人文楽協会ホームページより抜粋)。2008年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されています。

文楽は三業といって、大夫・三味線・人形遣いによって演じられます。その三業をプロジェクターを使って分かり易く、体験を交えて解説してくれました。生徒による人形遣いの体験では、なかなか苦戦しながら、その大変さを実感したようでした。また、最後に演じられた「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」での大夫・三味線・人形遣いは圧巻でした。このような伝統芸能に触れる機会は、高校生にとって貴重な体験です。ぜひ何かを感じ、興味を持ってほしいと思います。


pagetop