暖かくなったり寒くなったりしながら，日数だけが進んでいきます。休校で君たちの顔を見られないことのさみしさと，どう過ごしているのか気になる不安とで毎日落ち着きません。受験生となる君たちも同じ気持ちではないでしょうか。季節は少しずつ進んでいます。校内のサクラの蕾もずいぶん膨らんできました。花が咲く頃にはまたいつもの校内の風景に戻ればいいなぁと願っていますが，日々のニュースを見ていると厳しいかも知れません。

　先日，大阪大学免疫学フロンティア研究センターの宮坂昌之先生のお話しを聴く機会がありました。「新型コロナウイルスにどう対処するか」というタイトルで１時間お話しを聴かせていただきました。最後のまとめでどう対処するべきか，お話しになったことを君たちにも伝えたいと思います。

　1　人混みを避けること（感染のリスクを下げる）

　2　手洗い・消毒を励行すること（マスク・うがいは効果がない）

　3　食事と睡眠など生活リズムを崩さない（免疫力の維持）

　4　からだを動かすこと（血流を良くする）

　5　正しい知識を得て，筋道を立てて考える習慣をつける

　デマに惑わされていないと思いますが，最後のアドバイスは今回の感染症以外にも活かせるのではないでしょうか。若い君たちは感染のリスクも重症化のリスクも高くはないそうですが，高齢の家族の方を感染させると重篤化する可能性が高いそうです。家から出られないことでストレスが溜まるのは理解できますが，くれぐれも自重してくださいね。（学年主任）