高3学年通信
東日本大震災から9年
2020/03/11
東日本大震災から9年が経ちました。小学3年生の時に被災され両親を失った方が、たくましく成長し高校を卒業したとの記事を今朝の新聞で読みました。テレビのニュースでは、津波で店を失い、必死の思いで再建に努め、ようやく軌道にのってきたところに昨年の台風19号が襲い、心が折れそうだとつぶやく女性のインタビューを見ました。被災地では、9年の月日は流れたようで流れておらず、被災された方々の人生に震災は永遠に影を落とし続けるのだと痛感し、どこか過去のことと捉えていた自分に気づきました。
今の日本を取り巻く閉塞感や、漠然とした不安が社会を覆っている様子は東日本大震災発生当時と似ているように思います。ですが、情報を正しくキャッチし、やるべきことを落ち着いてこなすことが出来れば、この局面を乗り越えることが出来るのではないかと、先述した高校生の晴れやかな笑顔を見て思いました。
被災された皆様に改めてお見舞い申し上げます。63期生の皆さんも今日は東北に思いを馳せてみてください。(H組担任)