高3学年通信(64期生)
期限を守るということ
2019/09/11
期限を守ることについて考えてみましょう。
高校生は社会人になる足がかり・土台をつくる場です。
クラスやクラブ活動での人間関係や、思考するための最低限の知識を学ぶのはもちろんのことですが、将来武器になり得る学歴や資格(最近は関係ないかも)を獲得したり、さまざな体験学習をしたりと多くのことがメリットとして考えられます。
雲雀丘学園高等学校の活動でよく目にするのが「期限」というものです。
「期限を守りなさい」「提出遅れは減点です!!」
みなさんが一度は聞いたことのある先生の言葉ではないでしょうか。
「期限を守る」ことの本質、それは最も少ないコストで仕事を終わらせるためにあるということです。
仕事というのは、最初の計画に近い方向で進めば進むほどスムーズであり、低予算でできるものです。
誰かが期限を守らなかったり時間を守らなかったりすると無駄なコストや時間が発生するのです。
たとえば、10人集まる会議に一人が5分遅れたとしましょう。
皆がその5分を待って会議を始めた場合、損失した時間は5分ではなく9人×5分の45分の損失です。
期限に遅れるとそのぶん組織のどこかに歪みが出たり、同じ作業を二度しなくてはならなかったりが発生しているのです。
その人の「まぁ、これくらい大丈夫か」の行動があらゆるところに悪影響を与えているのです。
何かの組織に所属している限り、独りよがりでは決していい結果はでません。
こういったことまで目を向けられるかが大切です。
実は期限というのは、結構一生懸命やらないと守れないものです。
つまり、守らなくてはならないという”意識”が必要なんです。
期限を守るということは全体を見渡し、自分以外の人のことにまで目を向けることができてこそ達成できるのです。
高校生の段階でこの能力を完璧に身につけて社会人としての土台を築いていってくださいね。
今回の事例のように「なぜ??」ということに理由をつけて論理的に理解することで自分を向上させていきましょう。
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