高3学年通信(66期生)
奨学するもの
2021/03/29
3月も終盤になりました。66期の皆さんはどのように過ごしているでしょうか。間もなく年度も変わります。気持ちの面でも課題の面でも、準備はできているでしょうか。
さて、今日は一年間お世話になった教室や廊下の片付け作業が行われました。
いざ片付けて綺麗になっていくと、何だか寂しい気もします。教室をワックスがけしてもらっていた都合で、清掃作業は後半戦を明日に持ち越しです。明日にはいよいよ、教室も片付くことになります。これもまた寂しいものですが、次の学年に気持ちよく使ってもらえるようにしたいと思います。
お休みを挟みましたので、昨日までの日めくりカレンダーを2枚紹介します。
私たちは自分の知っている範囲で自分の世界を捉えています。見た目には遠く離れていても、案外行き来可能な領域にいるかもしれないし、ちょっと変わったことがあれば、それが世界を変えてしまうように感じたり。私たちの生きている「世界」というのは案外小さなものです。
今の時代、毎日同じ場所で会うとわかっていても、なにかと繋がっていなければ不安を感じてしまう人が多いですね。時代の風潮を批判しようというわけではありませんが、それほど不安になる必要もないし、そんなにずっと繋がっていなければならないと考える必要もないと感じてしまいます。目に見えない繋がりも、時にとても大切なものですが、やはりベースにあるのは、人と人が面と向かって繋がる身体的なものではないかと思います。きっと、その繋がりは感じることができるはずです。だって、私たちは小さな世界に生きているのですから。
さてもう一つ、本日の日めくりカレンダーです。
高校や大学で学ぶには、それなりのお金が必要です。奨学金を利用している学生も、世の中にはたくさんいます。学ぶ者を援助する資金が奨学金です。奨学「金」とついているので、基本的にはお金のことですが、学ぶ者を支援するという意味では、必ずしもお金だけに限らないでしょう。例えばそれは人との繋がりであったり、例えば誰かのちょっとした言葉であったり、私たちの周りにあるものが、学びを、心を支えるものになり得ます。何気なく暮らしている中で、自分が支えられているものを意識してみてください。同じように、自分も誰かを支えてあげられるように関わってほしいものです。
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