高3学年通信(66期生)
生きるって難しい
2021/05/17
週が明け5月も三週目に入りました。そして、梅雨入りですね。今週はずっと雨の予報です。ジメジメ蒸し暑い日々が始まりますね。
梅雨入り初日、それに相応しい雨でしたが、体育の授業はどうなったのでしょうか。
女子は予定通り、体育館でマット運動でした。主に前転の練習をしていたようです。前に転がるだけと言えば簡単に聞こえますが、膝がつかないように、体の丸まり具合など、綺麗さを突き詰めればなかなか難しい。皆さんコロコロ転がっていました。
本来なら、グラウンドでハードル走をするはずだった男子はどこにいるのでしょう…?
社会科教室に集まって、先日行われた高校3年生のエンカレムービーを見ていました。先輩たちのダンス、生で見たかったですね。来年には、心置きなく体育大会が開かれることを願うばかりです。その後、ハードル走についての解説を受けました。雨のせいでなかなかグラウンドには行けないかもしれませんが、次回の参考にしてください。
さて、明日で中間考査一週間前になります。考査の時間割や試験範囲が全体に公表となります。すでに各科目で連絡はされているかと思いますが、今一度よく確認をして、試験対策に臨んでください。
では、雨にも負けず、今週もスタートです。まずは昨日の日めくりカレンダーから。
一緒に時間を過ごしていれば、ぶつかり合うこともあります。その時、どんなぶつかり方をするでしょうか。言葉で?態度で?それとも拳で?今どき殴り合いなんてそうそう無いですが、言葉でぶつかり合うのも、言葉で心の殴り合いをしているようなもの。ぶつかり合うということは、痛みを伴うものです。大切なのは、ぶつかり合ってからどうするか。手を出し合って青あざができてしまったら氷で冷やすし、傷ができれば絆創膏を貼りますよね。だったら、言葉で殴り合っても一緒。傷は見えていなくても、心にもケアが必要です。きっと、仲直りの「ごめんね」が一番の薬になるでしょう。
さてもう一つ、本日の日めくりカレンダーです。
「難しいことは嫌だ」「楽に生きていたい」と言う人がいます。しかしこの人だって、何も学ばず、無駄に生きているわけではありません。
どんなことでも、最初から簡単にできるわけではありません。私たちが物事を簡単だと思えるのは、その要領を知り、慣れを覚えるからです。経験したことのある物事に対しては、警戒心が薄れ、安心感さえ抱けます。初めてのことに対しては、その逆。上手くできるのかな、という不安を抱きながら取り組み、内容も慣れないので、当然「難しい、大変」と感じるでしょう。
さて考えてみると、小さな見方をすれば、初めてのことも慣れたことも混在した毎日を、私たちは生きています。少し大きな見方をすれば、そういう新しい毎日を、私たちは初めて生きていいます。もっと大きく見れば、私たちは「生きる」ということを初めて経験しています。初めてのことを経験するということが学ぶということなのだとすれば、私たちは常に、生きるということを学んでいます。生きるということは難しい。どんなに不平不満をこぼしている人だって、立派に学び続けているのですよ。
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