高3学年通信(66期生)
人工と自然の境界
2021/10/09
テスト前の1週間が終わりました。授業も詰まっていて大変だったでしょうが、テスト対策はできましたか?この土日の間にも頑張ってくださいね。そして、月曜日も午前中授業になっています。早く授業が終わる分、たくさん勉強時間が取れるように感じますが、とはいえ試験前日です。あまり余裕を持ちすぎるのもよくありません。油断しないでくださいね。
さあ、休み明けはいよいよ考査です。緊張感を持って臨みましょう。文理選択の用紙の提出期限も迫っています。忘れないようにお願いします。では、本日の日めくりカレンダーです。
子ども心ながらに、目の前の状況を精一杯表現したのでしょう。「湖に電池を入れた」とは、なかなか大人では考えつかない表現かもしれません。不十分であるからこそ、面白い表現が出来たりするものですよね。
しかし、別のことが頭をよぎりました。キラキラ光って見えるものを、クリスマスのイルミネーションよろしく、飾り付けてスイッチを入れればライトが灯るものだと表現しているわけです。今の子どもたちは、生まれた時から便利な電化製品に囲まれています。その存在が当たり前であって、自然に存在しているものとの区別があいまいになっている部分があるやもしれません。以前どこかで聞いた話で、家でカブトムシを飼っていたが、寿命がきて死んでしまった。すると子どもはそれを庭に埋めてやることはせず、電気屋に持って行って「電池が切れたから交換してください」と言ったそうです。愕然としてしまいますね。「自然の生命」と「人工の玩具」の区別ができなかったということです。時代の流れに逆らう必要はありません。でも、私たちはあくまで自然の中で自然としての存在であるということを忘れずに、人工の力に溺れることのないように生きていきたいものです。
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