高3学年通信(66期生)
受信者を想う
2021/12/06
お休みが明けて、また一週間のスタートです。今週から特別な動きになります。差し当たって、今日と明日は通常授業で、水曜日が答案返却日、木曜日からは午前中授業の特別時間割です。各クラスの時間割が配信されていると思います。確認しておいてください。そして、16日〜18日は学年特別時間割です。間の17日にはスポーツ大会も行われます。そのイベントに向けて、今日も体育委員が集まっていました。
忙しい中、皆さんありがとうございます。少しずつ、輪郭が定まってきました。なんとか、成功に向けて頑張りましょう。
さて、通常の授業が行われた科目もありますが、テストが返却されてきた授業もあるようです。解説はされていると思いますが、しっかり見直しをしておいてください。明後日の答案返却日で全てのテストが出揃います。慌ただしいですが、一つ一つ丁寧にお願いしますね。
では、連休を挟みましたので、まずは休日のカレンダーを紹介します。
何でも簡単に行える、便利な時代になりましたね。ものを温めようと思って、わざわざ火を起こしてお湯を沸かす必要もないのです。ものを買うにしても、店舗に行くこともなく手元で画面をタッチすれば自宅に商品が届きます。すごいことですよね。でも、その機械が故障したりシステムに異常があれば全く役に立ちません。結局そんな時に使えるのは、便利機器ではなくいわゆる道具です。手で触れられる、実体のあるものにこそ、その信頼はあります。便利になることは悪いことではないでしょう。でも、やっぱりこれはこの感じがいいよね、というものも、残っていて欲しいものです。
さてもう一つ、本日の日めくりカレンダーです。
気軽にメッセージをやり取りし、いろんなところに簡単に情報や主張を発信できるのが当たり前の世の中です。その手軽さゆえに言葉は砕け、実体が掴みづらく匿名性が高いがゆえにその言葉への責任感も薄れています。自分が発信したいことを発信しているだけ、そこに文句を言われる筋合いはない。そんな風に考えている人もいるのかもしれません。表現の自由という権利は私たちが平等に持っているものではありますが、権利を振りかざして自分の欲を満たすだけでは、ただの横暴になってしまいかねません。
表現をするということは、それを誰かに見られるということが大前提です。共感してくれる人だけ共感すればいい、他は知らない、というのもある意味強い人と言えるかもしれませんが、その陰で心を傷める人がいるのも事実です。全てを完全にフォローすることは難しいかもしれませんが、自分の発信を受信する人がどんな受信の仕方をするのか、考える感覚を持ちたいものですね。
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