学校ブログ

高3学年通信(66期生)

言葉で刺す

2023/10/06

模試が終わって少し落ち着き、テスト前の授業も佳境を迎えています。明日は試験前最後の授業日です。そんな中、いくつかのクラスで様々なカウントダウンが出現しました。

あるクラスでは入試までの、あるクラスでは卒業までのカウントダウンが始まっていました。いよいよ、終わりが近づいていますね。今のクラスで学校に登校する日も、40日程度しかありません。改めて、一日一日を大切にしてほしいところです。

言葉の伝わり方にはいろんな形がありますが、棘のある言葉は心にグサっと刺さります。ペンは剣よりも強しというくらいで、言葉の棘によって傷ついた心はなかなか癒えることがありません。言葉を発した本人は棘なんてないと思っていても、受け取った側には深く突き刺さってしまったりするものです。

一言に「言葉が刺さる」といっても、傷つく刺さり方だけではありません。「深く感ぜられる」という意味での刺さり方もありますよね。「心に染みる」という感覚に近いかもしれません。そんな言葉はたいていの場合棘があるわけではなく、むしろ柔らかく、あるいは尊く輝き、あるいは乾いた心に染みこむ水滴のようなものです。そうやって刺さった言葉は、その人を導いてくれることになるでしょう。同じように言葉を発して誰かの心に刺さるのなら、棘を刺すより感動を刺すようにしたいですね。独りよがりな言葉ではなく、冷静で思いやりのある言葉を使うことを心掛けたいものです。

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