高2学年通信(68期生)
蚯蚓出
2022/05/11
国語乙の授業でS先生は最初にこう問いかけました。
「今日からの五日間、ある虫が活躍します。何でしょうか?」
答えは蚯蚓(みみず)、今日は七十二候のひとつ、蚯蚓出(みみずいずる)です。
「ミミズが土の中を移動することで、土が掘り起こされ、植物が育つのによい環境となります。午後から晴れて暑いくらいですが、今朝降っていた雨も『生憎の雨』と言うのは人間くらいで、自然の繁栄のためにはこの時期の雨は欠かせないものです。古来より日本人は自然とともに生きてきました。二十四節季と七十二候で用いられていることばを見ると、その意味がよくわかります。」
ここまではすべて、授業でS先生が語られたことです。
S先生はこうも言われました。
「今日は何かどのクラスも、空気が淀んでいます。何かありましたか?」
何かありましたっけ? どうですか? 皆さん。
あるとすれば昨日の体育大会の予行でしょうか。たしかに皆さんお疲れの様子でした。
怒濤の1週間も折り返し地点、明日は午前中授業+午後体育大会の準備、明後日の金曜日は高校体育大会でお休み、そして14日の土曜日が体育大会本番です。中学最高学年として後輩を引っ張り、そして自分たちのクラスのこともがんばり、様々な場面で力を発揮している皆さんを見ると、自然と応援したくなります。
今日は中間考査の範囲一覧表も配布しました。
一兎だけを追うことにならないように。皆さんは二兎、三兎と同時に追わなければなりません。
何だか在りし日の文化祭みたいな光景ですが、体育大会の準備中です。
写真にはないB組はすでに完成したのだとか。
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