1月18日、避難訓練を行いました。地震を想定した訓練です。毎年この時期にこうした訓練があるのは、もちろん阪神淡路大震災を意識してのことです。昨日は関西の各地で追悼の催しが行われました。あの日から今年で28年、この学園の先生方も当時、様々な経験をされています。

68期生の皆さんに問いかけます。

今自分が寝ているところに地震の揺れで落ちてくる危険な物はないですか？ 防災グッズは家のどこにあるか知っていますか？ もし電気やガスが止まった場合、どうしたらよいかわかりますか？ もし外出中に被災した場合、家族とどこで落ち合うか決めていますか？

私たちが自分の命を守るために、そして被害を少しでも減らす(減災)ために、今すぐできることは案外たくさんあります。でも、すぐにそれを実行する人は少ないです。なぜでしょうか？自分は当事者にならないと、どこかで思っているからでしょうか。それとも、当事者になったことがないからでしょうか。

気象庁は、南海トラフ地震が30年以内に起こる可能性は80％だとしています。これはそう遠くないうちに、私たちが(またもや)当事者になる可能性が高いということです。もちろんそんなことは起きてほしくありません。でも、でも、でも、です。

68期生の皆さんには、今すぐに自分ができることを、少しでもしておいてほしいと思います。訓練後の校長先生のお話はこちらに詳しく載っています。

訓練後、卒業アルバムの写真撮影を行いました。