高2学年通信(68期生)
賜り物
2023/03/16
「人生は全て偶然の賜り物である」
これは、68期生の国乙を2年間担当していただいたS先生の座右の銘です。
この講習期間中、2年間の区切りとして最終講義をしていただきました。
S先生は冒頭の言葉に自分自身が救われたと語り、そして「言葉というものを介して、68期生のみんなと出会えたことは本当にすばらしい賜り物だった」とおっしゃられました。何だか涙が出そうです。
思い返せば2年前、先生は辞書の話から始めてくださいました。たくさんの辞書の中のおもしろい語釈を紹介され(たとえば「恋愛」「蜚蠊」「動物園」「政界」)、「しかし辞書に書いてあることだけで言葉を理解することは不可能である。言葉を本当の意味で獲得していくには、体験することです」と語られました。それから毎週の授業において、言葉に関するたくさんの知識を、言葉の成立に関するお話を、また自らが詠んだ和歌を、そして時空を超えて生きている言葉そのものを教えてくださいました。
S先生、2年間本当にありがとうございました。
先生とまた高校でお会いできることを、68期生一同楽しみにしています。
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