学校ブログ

中3学年だより(70期生)

夏期講習Ⅱ期終了

2022/07/29

本日夏期講習期の最終日でした。

Ⅱ期は応用・発展講座ということで各教科演習中心に行いました。いかがでしたか?

覚えただけでできることはAI等機械が得意とすることなので、これからの社会を作る皆様には、従来通りの基本知識の学習だけでなく、その基本知識を元に発展させたり、また教科を超えて考える思考力や判断力を培うために、教育改革がなされています。また、各入試でも、思考力や判断力を問う問題が増加しています。

中高一貫のよいところは、じっくり6年かけ、でも着実に、変化の激しい現代社会を生き抜く力を育めることも、ひとつあると思います。

今回の講習で得た学びが全てではありません。講習を契機に1学期の学習を深化・定着させ、また習得した内容を活用できるように復習・反復練習もしながら、夏休み中も学習を継続していきましょう。

勉強も遊びも、そして部活動も、長期休暇にしかできないことをめいっぱいしてほしいと思います。


連日熱中症アラートが発令される、まさに「盛夏」。セミたちも朝から大合唱中です。

この辺りで見られるのはクマゼミが多いですね。アブラゼミやニイニイゼミ、ツクツクボウシの声はあまり聞きません…都市部の環境でも生きられるのはクマゼミらしいです。夕方から鳴くヒグラシの「カナカナカナカナ…」の声を聞くと、郷愁にかられます。

日中は大変賑やかなクマゼミたちですが、夕方になると大分静かになります。どこへ行ったのか?と思ってよく見ると、実はそのまま木に止まってじっとしている姿を見ることができます。

さらに夜になって21~22時頃外を歩くと、そこかしこに色んな姿が見られます。

写真は夕方静かに止まっているクマゼミと、クマゼミの幼虫、羽化中、羽化直後です。

幼虫はパッと見何かわかりにくいです。濃い茶色で、羽化後と全然色合いが違います。

羽化中を見かけられると感動します。羽化直後の羽根と体乾燥中も感動的です。天敵に最も弱い時期でもあるので、見つかりにくいところで羽化することも多く、木の上の方で羽化されると見れませんから貴重です。

セミは、卵から孵って土にもぐったあと、3年~20年もの長期間土中で過ごします。それから地上に出て来て羽根を伸ばせる場所に上り、羽化します。羽化後は、種類にもよりますが1週間から長くてひと月しか生きられないそうです。

儚いですね。

でも彼らは「今やるべきこと」を着実にやり切りながら、生き抜いています。

勉強でもいい、遊ぶのでもいい、今日は自分にとって「有為」な日だったか、クマゼミの鳴き声が止んだ頃、振り返りながら、夏を過ごしてみて下さい。 

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