中間考査2日目が行われました。

中間テスト終了後次の日から沖縄研修旅行に向けての調理実習があります。

10月17日（火）中学2年A組　　10月21日（土）中学2年C組

10月24日（火）中学2年B組　10月28日（土）中学2年D組

沖縄の郷土料理である「クーブイリチーとすまし汁」を作ります。

なぜ、昆布の取れない沖縄で昆布料理が郷土料理となったのでしょうか？

昨年、社会科✖️家庭科のクロスカリキュラムで「昆布の歴史」について学んだことを覚えていますか？

北海道から日本海・下関・瀬戸内海を経て大阪への西廻り航路を北前船が運んでいた「昆布ロード」について勉強しました。

当時は、江戸幕府が中国との貿易の管理を行なっておりましたが、薩摩藩が管理していた琉球では幕府とは別に中国と貿易のやりとりをしていました。中国にとって昆布は、高級品であり、中国で流行った病に効くといわれ薬として貿易が行われておりました。

薩摩藩が、遠く離れた大阪から昆布を取り寄せるは、簡単なことではありませんでした。そこには富山の薬売りが深く関与していました。富山の薬売りが薩摩まで昆布を運び、その代わりに薩摩藩から中国の高価な薬を手に入れていたようです。

昆布の採れない沖縄に、昆布を使った郷土料理があるのはこのためです。薩摩藩はこの交易で財政を建て直し、その資力で明治維新へと歴史を動かしたともいわれています。