中3学年だより(70期生)
道徳 知ってほしいな。 わたしたちの子どものこと
2024/09/02
今日の道徳の時間は、一般社団法人宝塚市手をつなぐ育成会 知的疑似体験 すみれ隊の2名の方が本校で講演してくださいました。
文部科学省 障害に配慮した教育によると「幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校が行う、障害のある子供と障害のない子供、あるいは地域の障害のある人とが触れ合い、共に活動する「交流及び共同学習」は、障害のある子供にとっても、障害のない子供にとっても、お互いを正しく理解し、共に助け合い、支え合って生きていくことの大切さを学ぶ機会となるなど、大きな意義を有するものです。」と述べられています。しかし、私立中学においては、同じ教室で知的障がい者と共に学ぶ機会はなく、お互いを理解し、共に支え合って生きていく交流は難しいのが現状です。今回、一般社団法人宝塚市手をつなぐ会のお力を借りて、知的障害者について学ばせてもらいました。
【印象に残った学びや感想】を一部紹介させていただきます。
・聞こえてはいるけれど頭の中でまとめられず、知りたいことがわからなくなる人がいること。
・「いつもの習慣」ができないとパニックになる人がいること。
・車椅子マークは身体の障害だけでなく障がいを持っている人のことを表すこと。
・知的障がいを持つ方々は、毎日働いても月に1万円にも満たない程度のお給料しか
もらえないというのが衝撃でした。
・困っている人かどうかは見た目だけではわからない。と聞いて本当に人によって様々な特徴があるということが深く学べました。
・どのように聞こえるかの体験で、あんなの雑音がはっきり聞こえるのか、と思った。
我々が普段気にならないようなことでも、気になってしまう人はいるんだな、とびっくりした。身近にダウンの人がいたが、あまり関わることはなかったので、良いことを聞けたと思った。世界にはいろいろな人がいるということを理解していかなければならないな、と思った。
・足が不自由とかの障がいはよく知っていたが、知的障がいについてはあまり知らなくて知的障がいの特性を知った時、このような人たちを無意識のうちに変な人だと思っていたなと思い、これからはそういう特性なんだと理解して、あたたかく見守ろうと決めました。ただ、周りにはこのことを正しく理解していない人がまだまだいるため、今回の講演で得たことを呼びかけていきたいと思いました。
・知的障害の方が、作業でもらえるお金がとても少ないことに驚いた。障害者も自立して過ごせる社会が必要だと思った。
・僕は、障害者の人とあまり関わりがなく、どちらかというと関わりたくないなと思っていたのですが、たとえばウロウロしている人には、「どうしたの」など声を掛けてたら、安心できるなど、自分たちでも障がい者を助ける事はできるのだと驚きました。
・今日は貴重なお時間で授業をしていただきありがとうございました。
ダウン症についてはなんとなくわかります。ダウン症にも重度の方軽度の方々など沢山いて、出来ることできない事もみんな違うみたいですびっくりしました。これから障碍者の方を見かけて困っていたら何かお手伝いがしたいです。
これからもっとネットなど本を使って障碍について理解していきたいなと思います。
・ダウン症の人が作業所で一生懸命働いているのに、わずかなお金しかもらえないことに驚きました。なので知的障がい者の人たちに補助金を与えるという案を提案します。
・講演してくださり、ありがとうございました。貴重な経験ができました。
小さな気遣いで、とても暮らしやすくなるのだなと思いました。
大変なこともあったとは思いますが、私達もこれからすべての人に気配りができる人間に
なれるように頑張っていきます。
一般社団法人宝塚市手をつなぐ会https://www.takarazukaikuseikai.com/
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