暗唱大会のクラス内発表が始まっています。この大会は今年で52回目となる、雲雀丘学園中学校の伝統ある行事です。

ここ最近のRTでも覚えるための時間を取っていた暗唱文ですが、まずは各クラスでの代表者選考があります。この代表者に選ばれるため、みんな必死で覚えます。それが英語の発音を体で覚えることにつながります。また、発音だけでなく身振り手振りやジェスチャーなども評価対象となります。もちろんこれらは日常生活でも大切なものです。つまり英語暗唱大会へ向けてのの努力は、英語の力だけではなく日常生活にも大きく関係してきます。

なお、今年の中1の題材はタイトルにもある「Run Fast, Melos!」。そう、あの「走れメロス」です。小説「走れメロス」は中2国語で習うため、内容を詳しく知らない生徒もいましたが、暗唱箇所は物語のクライマックスであるメロスとセリヌンティウス(英語の発音ではセリナンシャス)の抱擁場面です。

生徒たちは「Hit my cheek hard. 」や「Bravo! Forgive this man!」など、英語版メロスをそれぞれの表現で発表していました。日本語版メロスしか知らない国語科教員には新鮮でした。