11月8日は立冬、冬の始まりです。しかし冬どころか秋もどこへやらという暑さが続きました。今日も日中は袖まくりをしたくなる暑さでした。二十四節季ではこれから小雪・大雪・冬至・小寒・大寒と続きます。

冬を描いた詩として有名な高村光太郎の「冬が来た」を載せておきます。

冬が来た　　　高村　光太郎

きっぱりと冬が来た
　八ツ手の白い花も消え
　公孫樹(いちょう)の木も箒(ほうき)になった

きりきりともみ込むような冬が来た
　人にいやがられる冬
　草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た

冬よ
　僕に来い、僕に来い
　僕は冬の力、冬は僕の餌食だ

しみ透れ、つきぬけ
　火事を出せ、雪で埋めろ
　刃物のような冬が来た

(『道程』より)

さて、今年の冬はきっぱりとやって来るでしょうか。

秋の定点観測　公孫樹②・メタセコイア②

公孫樹は午後5時間目のＢ組の教室から、メタセコイアは放課後16時頃に撮りました。公孫樹はまだまだ箒にはほど遠いです。メタセコイアの下にはいつの間にか女バス部員が映りこんでいました。その横では写真部も活動していました。