中2学年だより(71期生)
いま生きている
2025/01/17
1月17日、阪神淡路大震災から30年の日です。
1995年、71期生の皆さんはまだ生まれていません。2011年の東日本大震災の年に現在14歳の人が生まれました。関西に住んでいるとはいえ「あれから30年」と言われても実感するのはむずかしいでしょう。連日、新聞やインターネットなどで30年前の出来事が語られています。図書館でも特集をしています。まずは知ることからはじめてください。そして、今自分にできることをしてください。
昨年亡くなられた谷川俊太郎さんの詩「生きる」に次のようなことばがあります。
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと
被災した人たちは「当たり前の日常が、いかにかけがえのないものか思い知らされた」と言います。能登半島ではいまだ当たり前の日常が戻ってきていません。想像したくありませんが、この瞬間にも「当たり前の日常」は災害によって壊される危険をはらんでいます。地震は避けられませんが、被害を少なくすることはできます。日常を守るために、少しでもできることをしてください。
明日からの入試休み、皆さんの日常を大切に、一人ひとりがよい時間を過ごしてください。
ではまた来週!
5時間目の授業の様子(A組代数、B組理科、C組探究、D組歴史)。
あるクラスの黒板に「あれから30年」の文字がありました。
フロアに減災グッズチェックリストを置いています。人と防災未来センターが配付しているものです。自由に持って行ってください。
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