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2018年01月29日

中学新入生66期生を迎えて        第110号

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今週の寒稽古中は厳しい寒さでしたが、1月27日(土)は雪の朝になりました。交通機関の乱れもありましたが、早めに家を出て元気に登校してくれました。

午後には、漢字検定試験(希望者)が行われました。10月実施でうまくいかなかった再チャレンジの人もいます。前回の反省をして努力することが大切だと思います。検定試験は結果をおそれず「七転八起」でチャレンジして下さい。生徒にはそれぞれ得意苦手があります。苦手なことから逃げずに向かっていく姿勢を讃えたいと思います。

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同じく午後の時間帯に中学新入生66期生のガイダンスが行われました。小雪舞う中、保護者の方と一緒に合格発表後初めての登校になりました。宿題などの資料をお渡しし、用品の購入・予約をしていただきました。
司会の先生の号令で、全体のあいさつから始まりました。教頭先生より、創立の精神である孝道について、あいさつ、日本を知る、入学までに気を付けてほしいことなどを話しました。そのあと、生徒指導部長より認め合う、仲間作り、表現すること、携帯電話についてと配布された「入学のしおり」を読んでおくことが伝えられました。
受験期にはできなかったこともたくさんあると思います。受験からの開放感から羽目を外すのではなく、まわりの人たちと関わり合いをもって、残りの小学校での生活をしっかりと過ごしてください。規則正しい生活とご家族とのコミュニケーションを大切にしていただくことが、中学校での成長につながります。
今回初めてガイダンス日に「入学前教育相談」を実施することにしました。教頭、指導主事、担当教員、養護教諭が担当しました。後日スクールカウンセラーとも相談できる(予約制)ようにさせていただきます。ご遠慮なくご相談下さい。

2018年01月25日

寒稽古                 第109号

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柔道剣道の寒稽古が1月23日より始まりました。23日の中3から始まり、中1・2、高1、高2と続きます。ちょうど寒波襲来ということで、本日の自宅の外気温は-4℃。凍える朝です。
全員が7時整列完了。凜とした空気が流れ、あいさつのあと、「暖かい布団をはねのけ寒さに負けずよく来ました。元気を出して行こう」と先生から声がありました。卒業生と話しても、中高生の時のつらさが大人になってはいい思い出だと話してくれます。本校の伝統行事の1つだと思います。
この寒稽古では中1から高2までの男子生徒の成長を目の当たりにすることができます。こどもから少年そして青年になっていく過程は見違えるものです。その間思春期には多くのいろいろな悩みや苦しみもあると思います。そこを切磋琢磨しながら学校生活の中で人間力を高めてほしいと思います。

学園ブログ「親孝行・やってみなはれ」本校体育科大見指導主事の記事人間力養成 柔道剣道寒稽古もご覧下さい。

2018年01月23日

高校入試出願             第108号

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1月22日(月)より高校入試出願が始まりました。
選抜特進コース115名を募集します。本校は持参、郵送どちらでも受け付けますが、下見を兼ねて中学校単位で持参される学校もあります。正門を入っていただき、正面の学園事務局にて手続きを行います。曜日や時間が集中する場合もあり、待合には講堂も利用しています。短時間でも寒くてはいけないということで、例年通り、事務局の方々がテントとストーブを用意して下さいました。今週より寒波が襲来する予報です。暖かい服装で来校して下さい。
来校される受験生は、あいさつ、礼儀、整列、注意事項の確認、リーダーの役割など大変気持ちよく出願されます。これも、日頃の積み重ねの3年間またこの受験という「節目」を意識した中学校の先生方のご指導の成果だと思います。われわれもとても勉強になります。
今年度から高校に推薦入試を導入しています。本校が第一志望で、学習成績・出席状況が良好で、課外活動や検定試験など成果を上げ、中学校からの推薦された人物を積極的に合格させます。成績や偏差値で振り分けられ志望するのではなく、自らの意志を重視したいという想いから導入しました。積極的にチャレンジして下さい!
また、一貫選抜コース(本校中学3年生)も学園高校への出願が始まりました。願書と作文を提出します。学力試験は行いませんが、校内成績による判定と作文「今までの自分自身を見つめなおし、将来の希望や抱負をふまえて高等学校でチャレンジしてみたいことを述べなさい」より合格発表を行います。6年一貫教育ではありますが、これも「節目」として緊張感を持って出願してほしいと思います。
高校から入学する(高入生)選抜特進コースと中学からの(中入生)一貫選抜コースで平成30年度入学生の学年団63期生を構成します。また、大学入試改革の1期生になります。義務教育最終年、残りの中学生活を有意義に過ごしてほしいと思います。

2018年01月22日

英語検定試験              107号

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英語教育抜本的強化のイメージ〔文部科学省ホームページ〕

1月20日に英語検定が校内で実施されました。中1から高3までが、現在は4・5級の校内実施はせず、2級・準2級・3級に分かれて受験します。土曜日の午後ですが、中3と高2の全員と他学年の希望者の624名が受験しました。高2は70%以上が2級の受験でした。本校ではそれぞれの英語の力に合わせて級のチャレンジができるようにしています。今回は中1生で2級に挑戦する生徒もいます。準1級の試験は校内ではできませんが、中学生で取得しトップクラウンとして表彰された人もいます。
このあと1次試験合格者は校外での面接試験があります。その対策も、英語科の先生や外国人の先生方と行うことになっています。4月に提出された「私の挑戦」にも検定試験の合格が最も多く、頑張りの指標になっているようです。積極的に取り組んでほしいと思います。
文部科学省より外国語教育改革、抜本的強化が示されております。「何ができるようになるか」という観点から、国際基準(CEFR)を参考に5つの領域「聞く」「読む」「話す(やり取り・発表)」「書く」のそれぞれの目標を設定することになりました。大学入試でも外部試験を取り入れることが決定し、本校においても、CEFRを基に授業やシラバス、検定試験の位置づけ、canーdoリストの活用など検討を加えています。
※CEFR:欧州評議会が示す外国語学習や教授のためのヨーロッパ共通参照枠

2018年01月17日

阪神淡路大震災より23年が経過    第106号

      震災避難訓練は延期 

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写真は広報用写真として人と防災未来センターより使用許諾をいただきました

4月は避難経路の確認、1月は震災を学ぶテーマで避難訓練など関連行事を行っています。
阪神淡路大震災は生徒が生まれる前のことですので、いつか震災の犠牲となった本校生徒の話をしたいと思っていました。訓練は雨で延期しましたが、放送で話すことができました。
以下、全校生への講話の抜粋です。

今日1月17日は、23年前平成7年(1995年)の午前5時46分に発生した阪神淡路大震災の日です。6435名の方が亡くなりました。淡路や神戸市や阪神地区などに大きな被害がありました。
阪急電車が止まってしまい、本校は4日間休校になりました。この地域では、水道やガスが止まりました。本校の校舎はそんなにいたまず、水も出ていたので地域の方に水を配っていました。授業は1月23日から再開できました。
本校39期生の高校1年の女生徒カナエさんがこの震災で亡くなりました。神戸市から通学していた高入生でした。たまたまご家族からの電話を取ったのが私でショックを受けました。いたたまれず家庭訪問しようとしましたが神戸までの電車が動いていません。高校1年の先生とバイクで家を探して行かせていただきました。震災は早朝でしたので寝ている時に建物に押しつぶされて亡くなったと聞きました。この震災では、ほとんどの方が圧死による犠牲でした。
また、当時私は高3の担任でしたので生徒の大学受験が心配でした。安否のわからない生徒や避難所生活をしている生徒もいました。その生徒を探しにバイクで西宮や芦屋や神戸へ行きました。
そのあと、6年前平成23年(2011年)に東日本大震災が起きました。死者・行方不明者は18,449人でほとんどの方が津波による溺死でした。
2つの震災以外にも、九州でも災害が起きており被害に遭われた方が数多くいます。
哀悼の意を込めてみなさんで黙祷をいたしましょう。

ありがとうございました。
阪神淡路大震災は、人々に大きな被害を与えました。命や夢を奪い、生活を一変させました。政府や行政の対応の遅れが批判される一方で、学生を中心としたボランティア活動が活発化したので、「日本のボランティア元年」といわれています。この1月17日は「防災とボランティアの日」となっています。
校内の避難訓練で安全に避難することも重要です。避難訓練を通じて中学生・高校生の間に過去の災害のことを学び、防災意識、ボランティアへの理解を高めてほしいと思います。みなさんは将来、地域や社会で市民としてまたリーダーとして重要な役割を担う人たちです。是非その自覚を持って下さい。
カナエさんは9ヶ月しかこの学校に通学できませんでした。カナエさんのことをみなさんにいつかお話ししたいと思っていました。

2018年01月15日

中学入試合格発表    第105号

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AB日程ともに高1生が入試補助として受付・誘導などに頑張ってくれました

B日程入試の選考会議を開催し、昨日14日(日)16時のA日程に続き、本日16時にB日程合格発表を行いました。合格の方に合格通知を受け取っていただきました。(合格の方は本日19時までに必ず入学手続書類をお受け取り下さい)できれば全員に合格通知をお届けしたかったのですが、最終的には当初の方針に従って選考させていただきました。何度も受験いただいたにも関わらず、ご希望に沿うことができなかった方には誠に申し訳なく思っています。

ある先生からの受け売りでもありますが、第一志望校に合格できなかったあなたへのメッセージです。
これからの人生においては、今回の中学入試だけではなく、高校、大学、就職、その他の資格などさまざまな入試や選抜試験が行われることになります。そして、どのような試験においても合格者がいる一方で、不合格者が出ることは避けられません。そのため、学校の選択にあたっては、必ずしも全員が希望通りになるとは限らず、第一志望とは異なる学校やコースに進むというケースも出てきます。
今まで遊びたい気持ちを抑え、一生懸命受験勉強を頑張ってきたあなたは、今はどうしようもなく悔しい気持ちでいっぱいだと思います。自分のことよりも期待してくれていた家族やまわりの人のことを気にしているかもしれません。今は難しいかもしれませんが、気持ちが落ち着いたら思い出してほしいのは「中学受験が最終の目的ではない」「あなたが選んだ学校に自信を持って入学して下さい」ということです。
また、複数の学校に合格してどちらに入学するかを悩んでいる人も多いと聞きます。決め手は、今までのあなたを振り返ってみて、「楽しい学校生活」が送れ、自分に合う学校かどうかだと思います。ランキングや偏差値は入試の難易度を示すものであって、その学校の価値を示すものではありません。あなたの成長と幸せを願っている家族のご意見も聞いて、最後はあなた自身が決めて下さい。

いずれにせよ、中学入試で人生が決まってしまうということなどありえません。社会に出ると日々試験の連続であり、うまくいくこともあれば、思い通りにならないこともたくさんあります。マラソンにたとえればレースはまだ始まったばかりです。これから自分のしっかりとした目標を見つけ、道を切り拓いていってほしいと思います。

2018年01月13日

センター試験               第104号

学校では中学A日程午前・午後の入試を行っておりますが、高3生はセンター試験の真っ最中です。
応援に行かれた高3担任によりますと混乱なくそれぞれの会場で受験できたようです。
初日最終の英語の終了時刻と本校午後入試の終了が同じくらいの時間帯ですので、小6と高3が同日に帰路に着いているものだと思われます。お疲れ様でした。よく頑張りました。
明日は、センター試験は2日目で中学入試も多くの学校が2日目を設定しており、これも同じように試験会場に向かうことになります。
今年は高3生に講習などを行っておりませんが、担当している地理でどのような問題が出たのか気になるところです。例年のように、深夜にホームページ上で確認することになりそうです。地歴公民は難易度は昨年並みまたはやや易化、国語はやや易化、英語は昨年並みという情報ですので、しっかりと得点してくれていることだと思います。(速報なのであてになりませんが・・・)
ともあれ、受験生のみなさんは今日の試験を振り返るのではなく、しっかりと体を休めて明日に備えて下さい。頭に浮かんでも思い出す必要はないからね・・・先生からのキットカットの包みも味わってください。では、明日も適度に緊張、適度にリラックス。平常心で挑め!卒業生の健闘も祈っています!

中学入試始まる           第103号

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1月13日(土)、近畿統一私立中学入試がスタートし、本校においてもA日程午前、午後の入試を実施しました。早朝より多くの塾の先生が校門付近に立ち、受験生を激励されていました。私たちもやや緊張した面持ちで保護者と来校してくる受験生を出迎えました。
 本校では入学者選抜を最重点業務の一つであると位置づけており、常勤の教職員全員がそれぞれの役割に従って、業務を行います。本日も雲雀丘花屋敷駅ホームや改札口や正門・南門に立っての受験生の誘導をはじめ受付、案内、試験監督、採点等にあたりました。また、教職員だけでは十分な対応ができないこともありますので、高校1年生にも朝早くから手伝ってもらいました。
本年度の志願者は907名(A午前238名、A午後418名、B日程251名)と昨年を107名上回ることになりました。そのため、高校校舎の教室をフル活用することにしました。
受験生は8時30分の諸注意のあと9時から国語、理科、算数の順に試験問題、アンケートに取り組みました。そのあと、A日程午後入試の準備を行い、16時の諸注意のあと国語、算数、アンケートを終え帰宅していただきました。
子ども達にとっては、精神的にも肉体的にもハードな一日であったと思います。本当にお疲れ様でした。明日以降も受験の予定が入っている人もあると思います。本校においても明日引き続き「B日程」の試験を行います。本日の試験で十分実力を発揮できなかった人は、すんだことをいつまでも引きずることなく、今日はゆっくりと休養を取り、新たな気持ちで次の入試に臨んでほしいと思います。

入試の朝                    第102号

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高校3年生、卒業生のみなさん、本校受験のみなさん、しっかり眠れましたか?入試の朝を迎えました。予報通り、しっかり冷え込んでいます。
学校周辺では雪の心配はないようですが、山間部では積雪・凍結などの影響があるかもしれません。余裕を持って気を付けて試験会場へ。
高3生は担任の先生が、本校受験生はわれわれが迎えます。
適度に緊張。適度にリラックス。気合いのあいさつからいい一日にしましょう。応援しています。

2018年01月12日

本校受験のみなさまへ        第101号

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中1体育たくましくなりました

中学入試に向けての準備を進めております。先日、全体職員会議で会場設営、当日の点呼監督要領、採点、選考、合格発表、手続きまでの細かな確認とシミュレーションや想定を行いました。
本日は、生徒下校後に清掃チェック、校内・試験場準備、校舎内外の案内掲示を行います。受験生のみなさんが力を十分発揮できるように万全の体制を整えようと全教職員で準備をし入念にチェックを行います。特に、例年、試験場の机の一つ一つのがたつきやキズなどを複数の先生でチェックされていました。ここにも雲雀丘の先生方の気持ちが表れています。
本校では、A日程午前、午後、B日程と3回の入試を行います。他校との移動をされる方もあるかもしれません。十分な寒さ対策をして余裕をもって試験会場に着くようにしてください。
皆さんの健闘を心より願っています。

2018年01月11日

センター試験壮行会          第100号

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高3の先生方はセンター会場に応援に行きます

高3生が久しぶりにそろいました。壮行会、先生の応援は52期生の時から始まりました。のぼり旗を持って大学の正門で迎えたのを懐かしく思います。試験を明後日に控え、胸に去来するものはなんだろう?と頭を悩まし、少しお話しさせていただきました。

以下、要約です。
このあと、みんなの一番近くにいる学年の先生方からお話しがあるので、しっかり聞いてほしいと思います。「わかっているよ」と閉ざすと勘違いや思い込みが起きてしまいます。テストも同じですから。
私はみんなの心の近くにいるつもりですが、日頃は遠くにいるのかもしれません。その私が、雲雀丘の先生、もしかしたら今までにみんなと関わってきた小学校中学校、塾などお世話になった先生を代表して話します。少しおこがましいですが・・・。原稿を書いていたら詩のようになってしまいました。

ここにいるみんなは、みんな違うよな。おかれている状況、行きたい大学。プレッシャーのかかり方。受験会場・受験科目・・・・。
一方、ここにいるみんなは、みんな同じだよな。違うけど同じ。
みんな同じだよ。雲雀丘の先生に教えてもらった。おやめになった先生もいる。みんなはたくさんの先生と関わってきた。生き方を教えてもらった。愛情を注いでもらった。みんなは、雲雀丘で出会った。一緒に頑張ってきた仲間だ。
みんな同じだよ。今は泣きそうになっている?はず。辛いのはキミだけじゃない。人生はこれだけでは決まらない。センター試験は大学受験の通過点。人間の価値が決まるわけではないから。
でも、頑張って来たのだから、今の実力だけはしっかり出し切って欲しい。落ち着いて。去年の先輩たちもそうだった。私たちもそうだった。みんな同じだよ。あんまり焦るな。
みんな同じだよ。問題と対峙した時、あいさつして対話するんだよ。問題の声をキャッチしてほしい。
みんな同じだよ。あと少し、できることをやろう。日々しっかり生活して。気になることがあったら、質問して下さい。
みんな同じだよ。1月15日に学校に来るんだよ。
みんな同じだよ。大丈夫!プラス思考で!
頑張りはみんなの手が知っている。グー、パー、チョキ。健闘を祈ります!

2018年01月09日

3学期始業式               第99号

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前日の雨で校庭の状態が悪いため放送による始業式となりました。
上の写真の私の書き初めによる漢字の紹介ができずに残念でした。

以下、式辞を抜粋いたします。

おはようございます。新しい年、平成30年、2018年がスタートしました。
今年もよろしくお願いします。そして いよいよ 3学期がスタートしました。
各学年の締めくくりと次の学年への準備の学期でもあります。頑張っていきましょう。

始業式にあたり、漢字を1つ紹介します。
「兆」 この字です。 きざし、まえぶれという意味です。前兆という熟語があります。
これは、象形文字で、「占いの時に亀の甲羅に現れる割れ目」の形から「物事の前ぶれ」を意味するこの字が成立しました。占いというのは、古代中国の紀元前17~12世紀ごろの殷(いん)の時代に、亀の甲羅を用いてひび割れた形によって占った亀甲占いです。そのありさまから、「何かが起こることを予感させる現象」をあらわします。

この字を「つくり」としていくつかの漢字があります。
この字に「目」がつくと「眺(ながめる)」になります。「甲羅に現れる割れ目」から左右に障害となる物を分けて、視線を遠くに向ける事を意味します。ぼーっとみるという感じです。

この字に「足」がつくと「跳(はねる)」になります。「甲羅に現れる割れ目」の「弾け割れる」の意味から、「はねあがる」、「おどる」という字になりました。

この字に「しんにょう」がつくと「逃(にげる)」という字になります。

この字に「手」はつくと「いどむ」「しかける」になります。「割れ目をつける」意味から「いどむ」になりました。挑戦の挑です。
4月に「私の挑戦」を書いてもらいました。決めたことがそのままで、ほったらかしはいけません。報告を楽しみにしています。みなさんの「きざし(兆)」に手を入れて下さい。なにを書いたのかわからない人は担任の先生に聞いて下さい。

「きざし(兆)」を感じ、障害になるものを左右に分けて、逃げる(逃避)ことなく、ながめ(眺望)て、いどみ(挑戦)、大きくはねる(跳躍)1年にして下さい。
明るく元気に寒さに負けず頑張っていきましょう!

2018年01月04日

戌年と維新150年           第98号

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新年を迎え日本上空には寒気が流れ込んでいます。昨日は一時的に激しい雪でした。六甲山を見ますと山頂付近は真っ白です。4日は冬型気圧配置が西から緩むようです。校内を歩いてみますと風は冷たいですが、よく晴れており、日向では暖かな日差しです。高校3年生の講習、クラブ活動が行われているので、登校している生徒もいます。

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              西郷隆盛の写真がなくて、坂本龍馬記念館のものです。
今年は戌年ということで、年賀状にも愛犬が登場しているものも多かったとおもいます。犬は人間生活と密接な関係にあり、日本人のルーツを考察する時にも研究対象としているという論文を読んだことがあります。
厚生労働省の「都道府県別犬の登録頭数」によると、登録頭数が最も多いのが香川県で人口100人あたり7.23頭。最も少ないのが東京都で人口100人あたり3.81頭となっています。ランキングを見ますと、日本海側よりも太平洋側で高いのは日照時間や積雪と散歩の関係なのか?東京・大阪で低いのは大都会の住宅事情なのか?授業やセンター試験、高校入試で出せないかなと地理学的に考えてしまいます。現在は、単にペットとしてでなく家族の一員として大切にされ、ペットブーム、ペットビジネスも隆盛です。その一方で、大量生産、大量消費は命あるペットには似合わない仕組み(東京大学 林良博名誉教授)と述べています。これも教材化できそうです。

一方、今年は明治維新150年ということで大河ドラマも「西郷隆盛」がモデルとなりました。個人的には楽しみにしています。西郷と言えば犬のイメージ、これは上野恩賜公園の犬を連れた銅像からです。西郷はダイエット目的でウサギ狩りを始め、その猟犬として犬を飼ったそうです。愛犬は「ツン」という雌の薩摩犬とのことです。(銅像は雄犬です)
30年前、教員になってすぐの頃に先輩の歴史の先生と鹿児島を訪れました。「敬天愛人」という言葉を知り感銘を受けました。今年は海音寺潮五郎や司馬遼太郎を読み直しとダイエットが課題かとも。
「明治維新150年」を自治体やメディアで取り上げているのは、幕末維新の志士から学び、今の日本の状況をよい方向に進めていこうという機運からの気がします。生徒のみなさんにもこの時代に興味を持ち、史跡を訪れ、歴史を学んでほしいと思います。

2018年01月01日

新年を迎え                 第97号

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平成30年、2018年を迎えることになりました。
昨年の後半より雑誌には「2018大予測」「2018年の世界を読み解く」「2018年はこれが来る!」など雑誌には似たような見出しが躍っています。(毎年かもしれませんが・・)そこによく使われる言葉が「地政学リスク」です。
「地政学的リスク」とも呼ばれ、ある特定地域が抱える政治的・軍事的・社会的な緊張の高まりが、地球上の地理的な位置関係により、その特定(関連)地域の経済、あるいは世界経済全体の先行きを不透明にすることをいいます。
近年、グローバル化に注目する一方で世界各国や地域での紛争や衝突・テロの危険性は増しているといえます。昨年初めに地球が最後の日を迎えるまでの残り時間を象徴的に示す、いわゆる「終末時計」について、アメリカの科学雑誌はトランプ大統領の就任などで、核兵器使用のリスクや地球温暖化がさらに進む危険が高まっているとして、時計の針を30秒進め、「残り2分半」にしたと発表しました。(アメリカの科学雑誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」)2017年はこの危険性が増した1年であったと思います。経済優先のグローバル化は教育界にも大きな波となっています。しかし、グローバル化は世界の平和に貢献できているとはいえないかもしれません。
日本においても「新次元」という言葉が使われます。東アジア情勢とアメリカの政権の影響が大きいといえます。また何よりも、改元・2019年4月に天皇陛下の退位が予定されています。「平成総決算」とも言われます。
教育界においても「新次元」ともいえる新しい動きがあります。本校においても、生徒のみなさんにも国内外の動きを注目・理解して、自らの学びに生かせるようにしたいと思います。