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常務理事便り
2019年10月23日
「オリジナリティ」と「ダイバーシティ」
「オリジナリティ」と「ダイバーシティ」。 過日(10月17日)、サントリーの人事課長が、生徒に一番伝えたいメッセージはこれでした。
今、社会で求められている人間像は何だろう?学校で生徒に教えていることと社会の求めていることにズレはないのか?この疑問に答えるため雲雀丘学園中高では現役の人事部課長を招いて話を伺いました。先生方の出席は50名余り、半数以上が参加しました。
「オリジナリティ」は、自分の軸を磨き続けること。「ダイバーシティ」は受容性を響創につなげること、とのことです。グラグラしない、一本筋の通った、それも独創的な軸を持ちそれを常に磨き続けることが大事だ。物まねやクルクル考えが変わるようでは社会や世界からの信頼は得ることができません。「ダイバーシティ」は、特にこれからの時代は人種や地域を越えていろいろな人と仕事やお付き合いをしなければなりません。異なる意見や考え方を相互に認め尊重しながら新しいものを「響創」しなければならないのです。
ラグビーワールドカップは残念ながら4強にはなりませんでしたが見事決勝トーナメントに進出し多くの人々に感動を届けてくれました。ベスト8には7か国の選手が力を結集してくれました。心を一つに「君が代」をしっかりと覚え、また「さざれ石」まで見に行ったと言います。大きな声で歌ってくれました。これがダイバーシティなのです。
今回のセッションでは先生方の性格を分析するワークショップもありました。自分の成長を小学校時代、中高の時代、大学の時代と3期間に分け、それぞれの時代で自分が好きであったこと(行動で表現)を20以上書き出し、それを行動ごとに「think」「communication」「leadership」の3項目に分類しようとするものです。どの項目がいいということはありませんが自分や周りの人の性格を知っておくことは大切なことだと思います。余談ですが中高の両教頭はそれぞれ行動すべてが「think」のみ、「communication」のみ、の分析結果でした。極めてバランスの取れた人事配置ではあります。これもダイバーシティです。
(2019.10.23)