学園ブログ

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常務理事便り

2025年05月26日

Vol10 関西万博に行ってきました!!

~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~

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 先日、平日でしたが関西万博の視察に行ってきました。新聞紙上、マスコミなどではたくさん並ぶ、予約が取れない、日影がないなどと、否定的な論評が見受けられますので、大きな期待を抱かずに行きましたが、実際に体験してみますと、立派な運営がなされており、中々、見応えのある展示も多く、予想以上に素晴らしい体験でした。とにかく会場が広大なのでとても一日では回り切れません。私も待ち時間の短いパビリオンや待ち時間がほとんどない共有パビリオンを中心にいくつか見学し、点在するカフェで休憩をしながら、最後のドローンショーまで会場にいることになりました。

 まず、圧倒的な木製リングの巨大さに驚かされます。ここに上がり、ぶらっと一周するだけでも会場内外の景色を俯瞰でき、中々できない体験でした。ぶらぶら歩けばそれだけでも1~2時間はすぐにたってしまいます。人気パビリオンは1970年の大阪万博と同様に数時間は並ばなければなりません。55年前の大阪万博時も人気のアメリカ館やソ連館には3時間~4時間待ちの行列ができましたが、パイに対して見学者が多くなれば、これはやむを得ないことですので、ことさら非難されることではないと思います。今回は予約システムも導入され、抽選に当たった方はスムーズな入館が可能です。その分だけでも前回よりは改善されていると考えた方が良いように思いました。とはいっても我々の年代で2時間近くも並ぶのは体力的にきついので、人気パビリオンは次回のチャンスに期待をしようと割り切りました。
 夕刻近くになってくると空いてくるパビリオンもありますから、その間隙を狙って、コモンズ館、バーレーン館、北欧館などを見学しましたが、今回特によかったのはシグネチャーパビリオンの一つで河瀬直美監督プロデュース「Dialogue Theater ― いのちのあかし ―」でした。内容は明かしませんので皆さん、是非、訪ねてみてください。
 そして最後は水と空気のスペクタクルショー「アオと夜の虹のパレード」がなんといっても素晴らしい!正面観覧席の抽選に外れても、このショーの裏側に位置する大リングへ行けば、しっかりと観覧することができます。縦横に舞う水、迫力ある音響、素晴らしいプロジェクションマッピング、更にいのちについてのメッセージもこのショーを通じて感じることができると思います。
 巷間、いろいろと言われていますが、百聞は一見にしかず、皆さん、先入観を持たずに行ってみましょう。そこには未来の可能性、和解の可能性、いのちの可能性、夢の可能性が秘められています。是非、体感してみてください。