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常務理事便り
2020年06月08日
「里里池、生命の躍動」
先週土曜(6/6)、「里里池」の田んぼで田植えが行われました。コロナの影響で、田植えが延び延びになり、用意された苗が成長しすぎて心配していましたが、小学校3年生の親子さんのご協力で無事終了し嬉しく思っています。これから暑い夏に向け、水の世話や草取り、さらには台風などいろいろ大変ですが、すべてが子供たちの実体験となります。秋の収穫を目指して楽しく愉快に進めましょう。
田植え ごくろうさまでした 植えられた田んぼ
さて「里里池」には興味深いニュースがありました。モリアオガエルとシュレーゲルアオガエルの卵塊が見つかったのです。モリアオガエルは樹木の枝の先で、柔らかな白い球状、シュレーゲルアオガエルは田んぼのふちで苗床の中でした。でどちらも希少な生き物でどうしてここで産卵されたかは興味を引くところです。因みにモリアオガエルは兵庫県の絶滅危惧種に指定されています。孵化には6月の天候が必要とのことですが大切に見守っていきたいと思います。
樹上にモリアオガエルの卵塊 苗の間にシュレーゲルアオガエルの卵塊
話は変わりますが、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんのお父さん、滋さんがなくなられました。大変残念なことです。滋さんは40年にわたって拉致解決に人生をささげてこられました。20年以上横田夫妻とともに事件を追い続けてきた産経の元記者は、訃報に接しめぐみさんに伝えたいとして、次のように言っています。「お父さんは、精魂尽くしました」と。
私はこの拉致事件は日本国民全員が共有して解決すべき問題だと思います。私たちは少なくとも拉致の残酷な現実を直視し、北朝鮮に怒りをもって結集し、拉致された全員が帰国するまで戦わなければ誇りある国にはなれないと思います。
(2020.6.8)