学園ブログ

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常務理事便り

2020年12月16日

「10大ニュースのトップは『志村けんさんの死去』」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~

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雲雀丘学園中学3年生が選ぶ、今年の出来事ベスト10(国内)のトップは「志村けんさんがコロナで死去」でした。今年最後の出前授業(社会総合、12月10日)は今年、国内で起こった出来事のベスト10を生徒がタブレットの投票で選びました。授業は、まず産経新聞の広瀬記者と私のどちらが、生徒が選ぶベスト10に近い予想をするかを生徒に投票してもらうことから始まりました。

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中3生が選んだ今年の10大ニュース
私たちが生徒の予想を外したのは生徒が9位と10位に選んだ「京アニ放火殺人事件で男を逮捕」と「高校野球が春夏中止」でした。「京アニ事件」は昨年7月に発生したものであり私はニュース性としては低いと思ったのですが、生徒は「京アニ」に現在も強い印象と関心を持っていることがうかがえます。また「大阪都構想」を私は選びましたが生徒は11番目の選択にしていました。





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保護者の見学もありました。
この種の投票は年齢や地域、男女によって関心の度合いが異なります。大切なのは、その差や違いがなぜ生ずるのか、ばらつきは何なのかをしっかりと見極め、分析することが、生徒の理解力や判断力を養う上で重要であるとの説明がありました。今回は中3でしたが全学年で投票し学年別のデータを取るのも面白い結果がでるかもしれません。







恒例の「今日の注目記事」は「75歳以上の医療費の負担が年収200万円以上で政府案がまとまった」で、その背景や問題について意見が交わされました。また生徒には今後予想される出来事への賛否を問う宿題が出されました。意見を述べるにあたっては論理的に根拠を示し、出典を明示することの注意がありました。

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出前授業の様子



6月から始まった出前授業も軌道に乗り、50分の時間は有効かつ充実したものになりつつあります。ワクワクする授業、どんどん意見が出る授業、社会に関心を持つ授業を目指し、個性的な雲雀にしかできない授業を創造していかねばなりません。



(2020.12.16)