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常務理事便り
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2023年02月06日
Vol 44 太平洋ひとりぼっち 堀江謙一さん 来たる!!
~雲雀丘学園常務理事 成地 勉~
本日、堀江謙一さんが来校され、約一時間、卒業を控える6年生と中3生対象にひとりぼっちの航海譚を語っていただきました。
今から60年前の1962年、23歳の時、大阪の港を出てサンフランシスコまでたった一人で太平洋を横断しました。94日間の単独無寄港の航海でした。のちに、「太平洋ひとりぼっち」として書籍化されたり、映画化されたりして、多くの方に感動を与える快挙となりました。そして堀江さんは昨年83歳にして、今度はサンフランシスコから日本まで、69日をかけて逆ルートを横断されました。世界最年長の単独無寄港太平洋横断を達成され、ギネスブックにも記録されました。
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今日も84歳とは全く思えない矍鑠たる足どり、姿勢、話しぶりでいらっしゃいました。どうして、単独無寄港太平洋横断などしようと思われたのですかという、何回も聞かれたであろう質問にも丁寧にお答えいただきました。「ヨットが大好きでどうしてもやってみたかった。そのやってみたいという強い思いに押し出されてやったようなものです。」ですから、「パスポートはない、お金もない、英語も話せないという三無い状況にあっても、何とかなるだろうと出て行ったのです。」密入国となるので、捕まらないように土曜の夜に大阪を出航したともおっしゃっていました。衛星通信やGPSなどもある現在ならまだしも、60年前は無線なども積んでおらず、外部との連絡手段は何もありませんでしたが怖いとかいう感覚はあまりお持ちではなかったようです。それよりも「やってみたい!」という思いに突き動かされたとおっしゃっておられました。
堀江さんには誰もやっていない偉業を成し遂げるといった大上段に振りかぶった決意や野心は全く感じられません。純粋にとにかく、好きだから、いくつになっても航海には挑戦したいという強烈なパッションをお持ちで、それが生きる原動力になっているように感じられました。
人を突き動かすほどの情熱や夢を引き出し気づかせることも人づくりには必要です。本校の生徒、児童にも自分がどうしてもやりたいこと、自分が突き動かされてしまうようなパッションが心のどこかに潜んでいるはずです。それを掬い上げ、夢にして、その夢に向かってなりふり構わず進んでほしいとあらためて思った講演会でした。