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IT時代を生き抜く
2018年03月14日
プログラミングプレスクール
3月12日(月)から15日(木)にかけて,4月に開講するプログラミング教室のプレスクールがプログラミングラボHiRo2Baで開催されています。今回は,レゴマインドストームを用いたパーツの組み方について学んでいます。
どんなに優れたプログラムをつくることができても,それを実行するロボットが途中でパーツが取れたり,壊れてしまっては命令を完了させることができません。そこで,パーツの特性をしり,どのパーツを用いると強固な構造となるのかについて教えていただいたことと自ら考え工夫したことを組み合わせて課題に取り組んでいます。課題は「できるだけ高い塔を建てる」「机の間に橋を架ける」の2つです。安定性を高めるために土台に大量のブロックを用いると目的の構造物を完成させるためのブロックが不足します。一方で,安定性を疎かにすると塔が倒れたり,橋が落ちたりと構造物として成り立ちません。
昨年,東海道新幹線で発生した「のぞみ34号」の重大インシデントでは,台車の製造時に作業効率を上げるため,基準で定められた量よりも多く部品を削ったため,亀裂が発生し,台車の破断寸前に運行を停止することになったとされています。
ロボットプログラミングでは,コンピュータやタブレットを用いてプログラミングを作成することやロボットが動いて命令を実行している様子に目が集まりがちです。しかし,それは「安定して動くロボットがある」ということが前提となっています。実社会でも蔑ろにされがちとなっている構造物の安定性について考えることができるよい機会だと思います。
子どもたちは,学んだことを4月からのロボットプログラミングで活かしてくれることと思っています。
(小学校ICT主担 森岡俊勝)