![学園ブログ](/source_ed/img/blog_ttl.png)
学園ブログ
![](/source_ed/img/logo70th_sp.png)
- ホーム
- IT時代を生き抜く
IT時代を生き抜く
![](/source_ed/img/logo70_a_pc.png)
2018年07月25日
不便益
![20180724-0.jpg](/up_ho_blog/img_03/20180724-0.jpg)
![20180725-1.jpg](/up_ho_blog/img_03/20180725-1.jpg)
「2乗して25になる数は?」
「5」 「-5」!
「2乗して36になる数は?」
「6」 「-6」!
「じゃあ2乗して30になる数は?」
「そんなの無い!」
「いやいや、5.5を2乗してみよう。5.5×5.5=30.25 ちょっと惜しいやん。5.4×5.4=29.16 …このように小数も考えると2乗して30になる数あるかも?今から班で協力して探してみよう!」
「先生、電卓はありますか?」
「無い!自分の手で計算!」
「えー!」
どこが「不便益」かおわかりだと思います。班で協力して5.45の2乗、5.47の2乗、強者は5.475の2乗など小数第3位以下まで頑張って探していました。ただ、最後にはプロジェクターに電卓を映し、全員で各班の意見を検証。電卓を使ったら「5.47723の2乗やってみてください!」など、さらに細かい近似を提案する生徒もいました。
タブレット等を使う授業が注目されていますが、自分の手で計算するから実感がわいてより頭に残ることもあります。ただ、タブレットを使わないというわけではなく(今回の授業でも最後は電卓です!)、自分の手で計算することと視覚を重視することを組み合わせることで、より効果的な授業ができるのではと考えています。
(中学校高等学校 教諭 三村麻梨乃)