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IT時代を生き抜く
2018年08月01日
タブレットを使ったドリル学習
2018年度より4年生はiPadのタブレットを個人で持っています。授業中には,「ロイロノート」というソフトを使って自分の意見を述べたり,見比べたり,先生に提出したりといった活用をしています。簡単にみんなの意見を共有できるので便利です。また,「やるKey」というデジタルドリル学習サービスを使って朝か昼のひばりタイムで算数のモジュールをおこなっています。
計算問題だけでなくいろいろな形式の問題が出ます。タブレット上で簡単に解答を入力することが出来,そして解答後は自動採点してくれます。やるKeyのすごいところは,間違えた等の個々のつまずきに応じて,次に出される問題に最適なものが出題されるというところです。プリントだけだとお直しして理解していく形となりますが,タブレットでは,分からない問題を何回もチャレンジして身につけていく方式となっています。自動採点の際に単に正誤を表示するだけではなく解説も表示されますので,間違えるたびに解説を読み,理解していけば自然と身についていくシステムになっています。
また「やるKey」は自ら目標を設定します。正解かどうかという結果もすぐに確認できるため達成感を感じながらも自制心を持ってすすめていくことが可能です。児童が問題を解いたら教員はその問題の解答結果や目標に対するがんばりを確認することができます。どのようなところでつまずいているのか一目瞭然なため,適切な声掛けで児童のモチベーションを向上することが可能です。
タブレットを使わなければ,自動採点もなく教員の負担増となりますし,瞬時に児童のつまずきに教員は気付くことも出来ません。個人個人に不得意な問題を提示するのも難しいですが,このソフトを使えば可能となります。
今後タブレットを使うに当たって,こういったICTのメリットを存分に生かして,便利な道具として徐々に浸透していったらいいなと思います。
(小学校教諭 森 大輔)