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親孝行・やってみなはれ
2020年12月11日
親子の散歩
雲雀丘学園で働かせて頂き、親孝行について考えることが多くなりました。私は中高生時代、親孝行と呼べるような立派なことは特にできていませんでした。両親への感謝の気持ちはありましたが、恥ずかしさが勝ってしまい、気持ちを表現することができませんでした。社会人になって漸く、両親を食事に誘うことや、プレゼントを渡すことができました。
先日、久しぶりに実家に帰ったとき、両親が健康のために毎晩している散歩に誘ってくれました。地元の町を家族で歩くことは、幼いころ以来で妙な気恥しさがありました。何気ない会話をしながら家族で歩いているうちに、子どもの頃に戻ったように感じられ、両親はどのように感じたか分かりませんが、私は心温まる価値のある時間に感じました。
両親と離れて暮らすようになり、プレゼントを贈ることで親孝行した気持ちになっていましたが、しっかりと会って時間を共有するべきだと思いました。これからは手渡しでプレゼントをしようと思います。親孝行に恥ずかしさが勝ってしまう方は、親御さんとの時間を大切にするという親孝行から始めてみてはいかがでしょうか。
(中学校・高等学校 理科 中1B組担任 井本 俊樹)