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親孝行・やってみなはれ
2020年12月03日
「高志」
私は、人から教えを受けることがとても苦手で、教えられたことはほとんど覚えていませんが、ただ1つだけ今でも記憶に残っていることがあります。それは、高校生の時に通っていた塾の先生がおっしゃっていた言葉です。
私は高校生の時に英語だけを教えている塾に通っていました。英会話とかではなく、受験に向けての学習をする塾です。その塾の先生(すでにその時は50歳を越えていたと思います)はことあるたびに、ある登山家の言葉「なぜ、山に登るのか。そこに山があるからだ。」の言葉をご自分の言葉に変えられて、「そこに山があるから登るのではない。その山が高いから登るのである」とおっしゃっていました。なぜかその言葉が耳につき、今でも覚えている唯一の教えの言葉になりました。
私は38歳のときから、100kmマラソンを始め、毎年行われていたサロマ湖100kmマラソンは現在までに16回参加し、そのうち13回完走しました。塾の先生の言葉が私の心の中に残っていたからかもしれません。
雲雀丘学園の校訓の中にも「高志」という言葉があります。志(こころざし)を高く持って、生徒共々頑張りたいと思います。今の私の目標は、兵庫県高等学校駅伝大会に出場することです。生徒たちの力を借りて、実現したいと思っています。
(中学校・高等学校 数学科 中1D組担任 井上 正行)