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親孝行・やってみなはれ

2021年08月06日

やってみなはれ = やり抜くこと

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雲雀丘学園でお馴染みの「やってみなはれ」。

初代理事長の鳥井信治郎氏の有名な言葉ですが、20代の頃の私は、とにかくチャレンジしてみることが「やってみなはれ」だと思い込み、様々な事に手を出しては中途半端に終わらせてしまうことが多々ありました。



ある時、サントリーの佐治会長の講話を聴く機会があり、その中の「やってみなはれ」とは「へこたれず、あきらめず、しつこく」やり抜くことだという一節に、目から鱗が落ちる思いでした。高い目標を掲げたからには、達成に向けて粘り強く取り組む。幾多の困難があろうとも、あきらめずにしつこくやり抜く。そのように自分の「やってみなはれ」を修正しました。



近年注目された非認知能力の一つに、アメリカの大学教授が提唱しているGRITという言葉があります。Guts(闘志)、Resilience(粘り強さ)、Initiative(自発)、Tenacity(執念)の頭文字をとった造語です。ベストセラーになった著書では、成功するために必要なのは、優れた資質よりも、やり抜く力(GRIT)だと述べていますが、「やってみなはれ」に通ずる考え方だと思いました。



折しも、世界中のトップアスリート達による熱戦が繰り広げられているこの数日間。各々のアスリートが「やってみなはれ」を実践し、やり抜いている姿を見て、日々感動をもらっています。



(中高校事務長 荻野 孝之)