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親孝行・やってみなはれ
2021年11月12日
まあるい心をたいせつに
この言葉は、中学時代の顧問の先生が卒業時にボールに書いてくださった言葉です。
とても厳しい先生で、練習でへこたれたときには「髙井、おまえの負けや」と叱咤されました。自分の弱さとそれに負けない心を教えて下さった先生です。
卒業式後に先生からピンクと水色と白で色分けされたふわふわのマスコットボールをいただきました。先生とのイメージの違いに友人と大笑いをしました。メッセージは「気合い」でも「根性」でもなく、さらにイメージと違い不思議な気持ちに・・・。「チームワーク?」「ボールが丸いから?」「まあるい心ってどういうこと?うちら優しいやんな???」。わかりやすいことなのに、当時のわたし達には言葉の真意は伝わっていなかったように思います。
思春期まっただ中でトゲトゲしていたわたし達を叱咤しながら見守ってくださっていた先生の最後のメッセージ。わたし達の中学卒業と同時に、結婚を機に退職されました。そういえば、あの時先生まだ二十代でしたね。
今でも、心がイガイガ・ピリピリしたり、トゲトゲしたときに思い出します。
心をまあるく、まあるく。
これからも大切にしていきます。
(雲雀丘学園中学校・高等学校 高1学年担任 保健体育科 髙井 美保)