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親孝行・やってみなはれ

2021年11月19日

目標を定めたら

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 目標がなかなか実現できない理由には、目標が高く、大きすぎることがあります。特に若い人の目標には、そのまま取り組むには少しあいまいで、大きいように感じることがあります。

 目標を確実にかなえるには、目標を少し小さく分割してみることが、実現の可能性を高めるコツかもしれません。

 目標を定めたら、それを実現するための幾つかの「計画」を作ってみましょう。さらにそれぞれの「計画」を「実行すること」に分けてみます。つまり、ひとつの「目標」、それに含まれる幾つかの「計画」、幾つかの「実行すること」からなる構造を作ってみるのです。

 「実行すること」は、高い目標と比較すれば、ずっと小さく実現しやすいものです。ですから、それらをきちんと設定できれば、自分でできる範囲で、思ったよりも短期間のうちにクリアできていく可能性が高まります。うまくいかない日々も当然、誰にもありますが、小さな成功体験を徐々に積み重ね、幾つかの達成と成功の実感が好循環を生むことができます。

 このように「実行すること」を詳細にデザインしていくことで、何らかの心の変化が起きるはずです。それが目標を達成するために不可欠な、情熱・スキル、そして忍耐です。この心の準備が備われば、小さな進歩が、大げさな計画よりもはるかに生産的で価値があることに気づくことでしょう。

 「実行することを詳細にデザインすること」で、心の変容とともに、目標が近づいていることを感じられることでしょう。



(雲雀丘学園中学校・高等学校 高1学年担任 芸術科 八木 康輔)