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親孝行・やってみなはれ

2022年07月29日

「母の言葉」

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 小さいころの自分の誕生日。母にプレゼントをもらい、そのプレゼントにはバースデーカードがついていました。カードには「お誕生日おめでとう。人の痛みのわかる子になってくださいね。」と書かれていました。まだ子どもだった私にとって、「人の痛み」ということがあまりよくわからず、「人に優しくすること」という自己解釈をして生きてきました。現在人生〇〇年、生きてきてその言葉が頭をぐるぐる回っています。私は子供のころからの夢だった幼稚園教諭という仕事に就くことができ、とても幸せです。しかし人生の中ではもちろんいいことばかりではありませんでした。苦しいことも、努力してもうまくいかないこともありました。そのたびに周りにいるたくさんの人に支えていただき、乗り越えてきたと感謝しています。まだまだ未熟者ですが、いろいろな経験をした今なら、あの母の言葉の意味がわかる気がします。「人の痛みのわかる子」それは「人が悲しい時、つらい時にその身になって寄り添える子」ということではないかと思います。自分がつらい時、人に寄り添ってもらったように、人にも寄り添える心を持ちたい、そう思います。そして、子ども達にもそのような心を持ってほしいと思います。私にとってあの言葉は、これからも大切にしたい言葉です。



(中山台幼稚園 年少リーダー 古賀 有香)