学園ブログ
- ホーム
- 親孝行・やってみなはれ
親孝行・やってみなはれ
2022年08月05日
今の私にとっての親孝行
現在、私の両親は、すでに他界し、親孝行を直接することはできません。いわゆる「親孝行したいときには親はなし」と言うことでしょうか。
ああすればよかった、こうすればよかったと後悔することはたくさんありますが、それはかなわないことなんです。
そこで考えることは何か。何が今できるのか。それは、自分を大切にすることと考えるようにしています。
私は、両親を看取ることはできませんでした。結婚して親とは別居してました。父と一緒に久しぶりに食事をした数日後、トイレに行ったあと倒れ、母がかかりつけを呼んだが間に合いませんでした。母は、同居を望まず、一人暮らしをつらぬいていました。毎朝ラインで生存確認をしていました。ある時、連絡がつかなくなり、以前もそれがあったのでそうかなと思いつつその晩やはり気になり、ヘルパーさんなどと連絡を取ったが、風呂場の電気はついていたが返答がないとのことだったので、急いで実家に向かったがすでに風呂場で亡くなっていました。ヒートショックだったようです。数日後に娘たちと食事をする予定でした。
後悔はたくさんありますが、もう戻ることはありません。前に進むためにも、両親が守ってきた土地に住み、健康に幸せに暮らすことが親孝行になるのかなと思うようにしています。
自分の娘にも幸せになって欲しいという一点だけを望んでいます。それが私たち夫婦への親孝行であることを伝えて行きたいと思います。
(雲雀丘学園小学校 理科専科 天井 比呂)