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親孝行・やってみなはれ
2023年10月06日
健康
学校説明会では、｢雲雀丘学園の創立の精神は孝道です。初代理事長の鳥井信治郎先生は、事あるごとに『親孝行な人は何でも立派にできます』と児童・生徒に話された｣と毎回説明しています。
私には二人の子どもがいますが、親としては、｢健康でいてくれること｣が最高の親孝行であると思っています。ほとんどの人にとって、健康であることは当たり前のことで、その大切さやありがたさを意識したことはないかもしれません。子どもの顔を見たら、｢勉強しなさい｣、｢片付けなさい｣、｢早く寝なさい｣、などの注意をして親子喧嘩になることもあると思います。しかし、もし子どもが大病を患ったら、とにかくふつうの生活ができるようになって欲しいと願い、勉強のことなどは口にしないと思います。
幸い、私の子どもたちは、病院に行くことはほとんどなく、歯医者には1度もお世話になりませんでした。今では社会人になり、自分のやりたい仕事に就き自立した生活を送っています。
これからも子どもが健康であることを願い、私自身も大病を患うことなく｢子ども孝行｣をしたいと思っています。
（雲雀丘学園中学校・高等学校 教頭 野村 勝）