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親孝行・やってみなはれ
2024年06月07日
米寿の祝い
ゴールデンウィークに、祖父の米寿のお祝いをしました。
米寿のお祝いには、黄色（金色）のちゃんちゃんこを着るそうです。それを着てにこにこ笑う祖父。
最近は物忘れが激しくなり、口数が減ってはきたものの、身体はすこぶる健康です。
いちばん好きだったゴルフこそ５年前に卒業しましたが、絵を描いたり、近所のサークルでカラオケに行ったりと、88歳とは思えない好奇心と行動力で、元気に過ごしてくれています。
祖父は４人兄弟の末っ子ですが、兄弟のうち、祖父を含む３人が未だ健在です。
私が今健康で働けているのも、強い身体を与えてくれた祖父からの遺伝が大きいと思います。
その時、多くの親戚と、久しぶりに顔を合わせました。
年齢に関係なく、新たな挑戦をしている親族が多いことに驚かされました。
美しい風景を写真に収めることにはまって毎週末に旅行をしている親戚。50代から韓国語を学び、今はその関連の仕事をしている親戚。就職で縁もゆかりもない県に赴任し、扱ったこともない商品について必死に学んでいる親戚。
学校の中にずっといると、新しいことへの挑戦がおっくうに感じることもありますが、自分の幅をもっと広げて、親戚たちのようなステキな人間になりたいと強く思った機会でした。
この会を企画したのは、私の母親です。
折に触れ行われるこのような親族の集まりも、母がいなければ、回数はもっと少なかったと思います。
もう若者でもなくなってきた孫世代でも、このような会を企画していかなければ、と感じています。
おじいちゃん、これからも元気でいてください。
（雲雀丘学園中学校・高等学校 高２担任 国語科 米山 幸宏）