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2013年09月30日

ScienceCamp・研究者体験発表会 No.13

神経活動を見てみよう H3B Y.F, J3E N.K
指導 鳥取大学医学部 木場先生

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 マウス(写真右)の交感神経に電極を刺して,薬で血圧を変化させることで神経活動に変化が現れることを発表してくれました。(写真左) また,マウスにホワイトノイズを与えて恐怖を感じさせたときにも神経活動を測定する予定だったのですが,こちらは血圧と心拍数を測定するにとどまったようです。しかし,血圧の変化と神経活動の変化をグラフで明らかにできているので,間接的には恐怖を感じたときには神経活動がどのように変化するかを説明できたのではないかと思います。

 今回のScienceCampではこのグループのように学年が3つ離れた組合せがいくつかありました。理解度に大きな違いが生じるのでどうかと不安に思っていましたが,上級学年の生徒が下級生を意識的にフォローしてくれたお陰でうまくいったように思います。部活動と同様に縦のつながりがあることも重要な要素であると再認識させてもらいました。

2013年09月28日

ScienceCamp・研究者体験発表会 No.12

風力発電機の風洞実験 J3D S.T, J3E A.K
指導 鳥取大学工学部 原先生,地域学部 田川先生

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 鳥取キャンパスで風力発電機を製作し,風洞実験を通じて回転数の変化や発電効率を計測した研究体験を発表してくれました(写真左)。実際に製作した風力発電機(写真右)は会場で現物を見ていただきました。製作前には県内にある風力発電所の見学にも出かけたのですが,当日夕方は警報が出るくらいに天候が悪くなったので,見学はぎりぎりのタイミングでした。高いところに立っている風力発電機には落雷の危険もあるのですが,その際には回転を停止させるそうです。それはなぜかといった質問が一緒に風力発電機を見学した教員?!から出ました。万が一破損した場合に高速で回転している羽根の破片が周囲に飛び散ると二次災害を引き起こすからのようです。工学系統では実際に利用されるときのことも考えて開発することを示す一コマでした。

2013年09月27日

大阪大学高大連携講座 修了証授与

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 大阪大学高大連携講座を受講した生徒13名に,大阪大学から修了証が送られてきましたので,進路指導部長から一人一人に手渡しました。これは前期に週1回あるいは夏期集中の形で最後まで受講し,課題も出した生徒だけが認められるもので,今期は高校3年生が4名,高校2年生が9名認定されました。少し大変だったかもしれませんが,平野俊夫総長の名前の入った修了証を受け取ったときの充実感は一入だったと思います。この講座は学校独自科目として調査書にも記載されますし,AOや推薦などの入試では活動経歴としても有効です。これ以外にも機会はありますから,大いに参加して欲しいと願っています。

2013年09月26日

もうすぐ後期ブラッシュアップゼミが始まります

高校1年生、2年生の特進コースの生徒を対象とする後期ブラッシュアップゼミが10月22日から始まります。

塾の講師が本校に来て、毎週火曜日と木曜日の16時30分から18時までの90分間、英語(発展講座・標準講座)と数学(発展講座・標準講座)の授業を行います。

受講料も低価格で、塾に通うより断然お得です。

申し込みはもう締め切っていますが、まだ受講したい生徒がおりましたら受け付けますので、進路の先生か担任の先生に申し出てください。

生徒たちにとって7限目のあとの90分授業は、とてつもなく長くてしんどい時間だと思いますが、それでもがんばろうと思った気持ちが素晴らしいと思います。なにかひとつ抜きんでようとすれば、それだけの努力や時間が必要でしょう。皆さんの努力は、きっと実を結びます。

初心を忘れずにしっかりがんばって、意義のある講習にしてください。

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ScienceCamp・研究者体験発表会 No.11

ホルモンが結合する受容体の決定と活性の強さの算出 H3F Y.T, H3F S.K
指導 サントリー生物有機科学研究所

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 サントリー生物有機科学研究所で5日間の研究者体験をした2組目です。模擬店をしている途中を抜け出してきましたので二人とも体操服のままで発表することになりました(写真左)。細胞内のCaイオンの変化を測定することで,ホヤの3種のホルモン受容体を特定するという内容でした。最初にホルモン受容体遺伝子を細胞に導入し,蛍光タンパク質で導入を確認したこと,Cioninのような2種のホルモンを投与して,ホルモンが結合するとCaイオンを放出することを測定したことを,グラフを示しながら,2種のホルモンとホルモン受容体の組合せについて説明してくれました。どちらにも結合しなかったホルモン受容体の正体については,研究者体験の最後に教えてもらっていますが,ここでは伏せておきます。
 専門性の高い内容ですので,発表者以外の生徒が模造紙に説明を書いて掲示してくれました。5日間は大変だったと思いますが,指導していただいたことへの感謝と,ぜひ後輩にも参加して欲しいという気持ちが合わせて書き込まれていました(写真右)。

2013年09月25日

ScienceCamp・研究者体験発表会 No.10

食事による胆嚢の形態学的変化に関する超音波学的検討 H3B K.I, J3E K.F
指導 鳥取大学医学部 広岡先生

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 食事を取った後に胆嚢の形状がどのように変化するのかをエコーで測定した(写真右)研究体験を発表してもらいました。ちょうどギターマンドリン部の講堂発表の時間と重なってしまい,ほとんどを高校3年生一人で発表することになりました(写真左)。中3から高2までが参加者の中心となるScienceCampでは発表者が部活動をしていることが多いので,時間調整が今後の課題です。発表の方は,大学で先生方や学生さんに丁寧に指導していただいたおかげで体験した内容をよく理解して話をしてくれたので,分かりやすいものとなりました。

2013年09月24日

ScienceCamp・研究者体験発表会 No.9

「重力測定による地下の予測」 H1E Y.Y, H1E M.Y
指導 名古屋大学理学部 伊藤先生

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 名古屋大学でのScienceCampも地球科学分野での研究体験も今年度が初めてです。高さや地下構造に影響される重力を正確に測定すると,地下の構造を推定することができます。あらかじめ高さによる重力変化を理学部E館で測定しておき,学内を移動しながら測定した値を重力補正して得た数値から地下構造を計算した結果(写真右),名古屋市営地下鉄の駅や通路の存在を推定することができたと報告してくれました(写真左)。重力測定装置やキネマティックGPSなど精密な装置を使うときに,ドリフト補正などの補正をなぜ行うのかといった質問にもまだ1年生ですががんばって答えていました。

2013年09月21日

「大学」という場所

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 9月21日13:00より会議室にて、指定校推薦を受けた23名を集め、今後の心得についてお話を聞く機会が設けられました。まず校長先生より、「大学はゴールではなく、そこで何を学び、それをどう社会に役立てるかを考える場所だ」という訓示をいただき、進路部長からは、「学校の代表として推薦される責任感を胸に、卒業する最後の日まで、雲雀丘学園の生徒として節度ある行動と勉学に励む姿勢を崩さない」ことを約束として挙げられました。神妙な面持ちで聞いていた生徒たちには、いっそう気を引き締め、高い目標に向かって歩き出す契機となったことでしょう。

2013年09月20日

ScienceCamp・研究者体験発表会 No.8

「毛髪と食品中Hgレベルの分析」 J3C A.I,J3C M.K
指導 鳥取大学地域学部 寳來先生

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 水銀は水俣病の原因であり,栄養段階が高くなるにつれて濃縮される元素であることを知った上で,食品や毛髪にどれくらい蓄積しているかを調べた研究体験を発表してくれました(写真左)。十数種類の食品を粉末化して計量し,CV-AAS(微量水銀測定装置)によってHg量を測定した結果を昨年度に参加したグループと比較しています(写真右)。昨年度に調べた魚介類ではかなり高い値を示していたことに比べると,今年度に調べた野菜や肉類ではHgが検出されなかったようです。参加した二人の生徒は研究室の先生や学生に温かく接してもらえたことがとても嬉しかったと感想を話していました。

2013年09月19日

ScienceCamp・研究者体験発表会 No.7

「正常細胞とがん細胞の違い」-細胞形態と染色体- H2F T.K, H1E H.N
指導 鳥取大学医学部 久郷 先生

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 正常細胞とがん細胞の形態や増殖速度の違い,がん細胞の染色体不安定性を知った上で,がん抑制遺伝子を導入するとがん細胞が正常に戻ることを確認する体験をしたことを発表しました。がん(悪性腫瘍・悪性新生物)はp53やBRCAのようながん抑制遺伝子が損傷すると発生すると考えられており,がん抑制遺伝子の修復が治療方法の可能性をもつことは生徒にとって驚きだったようです。

2013年09月18日

ScienceCamp・研究者体験発表会 No.6

「遺伝子探索分野」 H3D T.I, J3E H.O
指導 鳥取大学医学部 難波先生

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 遺伝子を扱う実験や装置を体験してきたことを発表してくれました(写真左)。最初に自分自身のDNAを取り出して,DNAという物質がどのようなものであるかを確認したのち,共焦点レーザー顕微鏡やフローサイトメーターなどの装置によって,蛍光で標識した抗体を用いて標的細胞を特定する手法を教えていただけたようです。高3の生徒は今回参加したことによって自身の進路実現に向けて,よりモチベーションが高まったことと思います。

 共焦点レーザー顕微鏡はレーザーで試料を走査しながら複数の焦点面での二次元画像を得,それを重ね合わせることで厚みのある試料でもピントの合った像を得ることのできる装置です(写真右)。以下のサイトに写真ギャラリーがアップされています。
 東京大学大学院農学生命科学研究科 植物分子遺伝学研究室

2013年09月17日

ScienceCamp・研究者体験発表会 No.5

「ホヤペプチド遺伝子のPCRによる同定とその配列の決定」 H3G A.N.
指導 サントリー生物有機科学研究所

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 生物有機科学研究所で5日間研究者体験した内容は15分では説明できないくらい多いのですが,その中でポイントとなる実験を説明してくれました。プライマーを除去するのにゲル濾過スピンカラムを使ったことや,増幅した遺伝子をクローニングベクターに挿入するligation(写真左)については分かりやすく話せたのではないでしょうか。発表者自身は文科系の生徒ですので,生物の専門的な知識はあまり持っていなかったようですが,研究者の方々や同級生に分からないところを聞いて理解しようと努力したことは高く評価したいと思います。

 当日、会場には発表者以外の生徒がポスターセッションの準備として作成した模造紙(写真右)を掲出していました。よく出来ているので,生物の授業でも活用させてもらいます。

2013年09月14日

ScienceCamp会計報告

名古屋大学・鳥取大学・徳島大学ともお子さまを通じて,会計報告と返金をお渡ししています。お手数ですが,受領確認を進路指導部へお出し下さいますようにお願い申し上げます。

2013年09月13日

ScienceCamp・研究者体験発表会 No.4

「ウイルス感染による細胞の形態変化の観察」 H3F M.N, J3D K.N
指導 鳥取大学医学部 釜洞先生

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 ウイルスは小さいので顕微鏡などを使っても観察できないので,感染した細胞の形態が変化することを利用して,ウイルスの存在を確認したことを発表してくれました(写真左)。MDCK細胞をシャーレで培養したり,血球計算盤で細胞数をカウントしたりしたことも合わせて説明してくれました。観察結果は写真ではなく,スケッチで示しています(写真右)が,スケッチの方がじっくりと観察することになるので,あえてそうされたようです。細胞数のカウントも普段は機械でやっておられるのだ思いますが,生徒に古典的な血球計算盤でやらせているのも,原理を理解させようとする釜洞先生の配慮を感じました。

2013年09月12日

ScienceCamp・研究者体験発表会 No.3

「第3の液体イオン液体の化学 磁性イオン液体をつくる」 H1A C.N, H1G Y.I
指導 鳥取大学工学部 伊藤先生・深谷先生

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 イオン液体という聞き慣れない物質を扱っています。イオン液体とは常温で液体の塩(えん)を指しており,蒸気圧が0に近くて揮発しない,塩でありながら疎水性であるなど,特徴的な性質をもつ化合物です。その特徴を説明した(写真左)上で,ナス型フラスコに材料を入れて,オイルバスの中で加熱攪拌して作ったこと(写真右),磁性をもっていることを磁石を使って確認したようすを動画をつかって説明してくれました。鉄やコバルトが磁性と関係のある遷移元素であることは,まだ高校化学をあまり習っていない1年生には難しかったようで,質問には答えきれませんでした。しかし,合成化学の面白さは感じたようです。

2013年09月11日

関西大学高大連携講座(秋学期)募集

高校1年生と2年生のフロアに「Kan-Dai ネックレスセミナー2nd」と「Kan-Dai 理科実験クラブ」の募集を掲示しました。ネックレスセミナーは10月・11月の毎週土曜日に90分授業を計6回受講します。今回は法学部「触れてみよう、生活の中の法と政治」、理工系3学部合同「理工系学部の学びを体験してみよう!」の2講座です。申込書は進路指導部に置いています。関心のある生徒はぜひ参加して欲しいと思います。学校からの申込みとなります。校内締切は9月27日(金)です。

http://www.kansai-u.ac.jp/koudai/event/neck_semi.html

2013年09月10日

ScienceCamp・研究者体験発表会 No.2

「ガリガリ君を科学する!」 H2F A.H, H1F R.T
指導 鳥取大学農学部 渡邉先生

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ラン藻の一種であるスピルリナからフィコシアニンを抽出し,DEAEカラムクロマトグラフィーで精製したこと(写真右),透析やタンパク質定量によって分子量の大きなタンパク質であることを確認したこと(写真左),DPPHラジカル消去能を調べて抗酸化作用が強いことを確認したことを発表してくれました。フィコシアニンがスピルリナの光合成色素であることに気づいていると,タンパク質や抗酸化作用がでてくることともつながったように思います。一人は昨年度も応募しており,今回参加できてとても嬉しかったとのことでした。

2013年09月09日

ScienceCamp・研究者体験発表会 No.1

「食品の大腸菌検査」 H3F E.M, H2 Y.H
指導 徳島大学総合科学部 横井川先生

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食品の安全性を確認するための項目である大腸菌検査を説明しました。ラクトース発酵によってガスが発生することを利用する推定試験(写真左),EMB寒天培地によってコロニーを確認する確定試験(写真右)をおこなった上で,大腸菌遺伝子をPCRで増幅し,PAGEで検出するところまでを報告してくれました。
感想では「徳島大学に在学している卒業生(55期)がフォローしてくれて,いろいろな相談にのってくれたのが嬉しかった」「細菌学を体験できてよかった」と話してくれました。

2013年09月08日

ScienceCamp・研究者体験発表会 No.0

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 文化祭ではこの夏に名古屋・鳥取・徳島の3大学でScienceCampに参加した生徒34名と,サントリー生物有機科学研究所で研究者体験に参加した生徒12名がそれぞれの体験内容を報告しました。現地では大学や企業の研究室で行われていることを中高生に分かりやすく説明していただいたとは言え,内容はかなり専門的であり,学校に戻ってきてからもしっかりと準備をしないと質問にも答えられません。発表まではかなりのプレッシャーもあったようですが,最後は「参加してよかった」「もっと学びたい」と前向きな感想が満足度を示しているように思います。

 明日以降に発表の様子を紹介していきます。

2013年09月06日

one day college 感想文(21)-龍谷大学-

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龍谷大学 社会学部
-講座紹介-
魅力的な人物紹介のために
~語りに関する研究の知見から~
自己紹介をするとき、いつも同じようなことしか言えなかったり、自分らしさをうまく表現できなかったりすることはありませんか。クラスの友だちのことや、好きな人のことを、ほかの人に対して魅力的に紹介することができますか。日々の「語り」についての研究をもとに、魅力的な人物紹介の方法を学びましょう。

-生徒感想文-
・とても楽しい授業だった。先生の話はとても聞きやすく、さすがコミュニティマネジメント学科の先生だと思った。特に、相手の魅力を引き出して伝える時のポイントは、これからの実生活でも絶対に役に立つと思う。とても濃い時間だった。(高3女子)

・自分を魅力的に見えるように話をするというのは、これからの生活で役に立つことなので、すぐに活用していきたい。いろいろと実習があって楽しい講義だった。(高1男子)

・いつも特に何も考えずにしていた自己紹介でしたが、気をつけると、もっと自分を人に伝えることができると分かりました。ただ自分のことを話すのではなく、相手に話してもらう、笑顔で接する、あいづちを打つなど、今からでも変えていけることがたくさんありました。自分にはこれといった趣味がないので、今日覚えたことに気をつけていきたい。(高2男子)

・いつも年度初めにある自己紹介が苦手で悩んでいたので、今日の講義はとても勉強になりました。他己紹介の際、ペアの方が自分を紹介してくれるのを聞いて、そんな伝え方があるのだということが発見できました。いままでは「紹介」と言っても、何を伝えたらよいのか分かりませんでしたが、人との共通点や相違点を上手くまとめて、好感をもってもらえるような紹介をできるように心がけていきたいと思います。(高2女子)

・自分のことを話し続けるのではなくて、相手は何を知りたいかと考えることが大切だと思いました。相手のことを聞いてそれを紹介するとき、意外と時間がもたず、もっと多くの話を短時間で聞き出さないといけないと感じました。人を紹介するとき、自分の持った印象は別にして、いかにその人が魅力的な人かを表してあげるのが第一だとおもいました。(高1女子)

・「魅力的な部分を引き出す」と簡単には言っても、それを実際に実行しようとすると、とても難しく、なかなかできるものではないと思いました。それでも少しずつでいいから、人の魅力を引き出せるようになりたいと思いました。また、相手に批判されたことで傷ついたことがあるので、相手の意見、想いも大切にしたいと思いました。(高1女子)

・いままで知らなかったことばかりなのに、「これって当たり前じゃないか」と思ったことがたくさんあった。先生の語りがとても上手で、おもしろくて説得力があった。楽しんで参加できました。(高2男子)

2013年09月04日

one day college 感想文(20)-香川大学-

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香川大学 工学部
-講座紹介-
建築環境とユニバーサルデザイン
少子高齢化により福祉,医療などへの対策が重要な課題となっています。環境のあり方を工夫して多くの人が不自由なく生活できるようにすることがユニバーサルデザインだと言われています。すべての人が安心して快適に暮らせることを目指す福祉の視点から,ユーザー本位の施設づくりやまちづくりについて調査事例をもとに紹介します。そして、すべての人が安心して快適に使用できることを目指す福祉の視点から住まい・建築のデザインについて理解を深めます

-生徒感想文-
・建築に興味があったので受講しました。この講座では、ノーマライゼーションに基づく建築のデザインについてのお話でした。日本では、ふすまなどの取手は、高齢者にとって使いにくいもので、ドアのレバーなどが、とても使いやすいそうです。日本は、まだまだ、弱者に対する社会の配慮が外国に比べ足りないと思います。このノーマライゼーションを考慮した建築やまちづくりは、これからの日本に必要な分野だと思いました。(高2女子)

・自分はデザインについて、一番興味があるけれど、寸法など実用的な面が考慮されてこそのデザインだと改めて感じられました。大学でも幅広く学びたいと思いました。(高3女子)

・阪急では、ドア開閉予告ランプ。JRでは優先座席にはアイコンを含み色が異なるものにする。自分が何気なく使っているものの中に、バリアフリーが考慮されているもの多くあることが分かりました。自己防止だけでなく、利便性も考慮されているものが多くあると感じました。
(高2男子)

・ごく細かい小さいことを改善するだけで動作がすごく楽になるのはすごいと思った。できるだけ普通の生活をするためのノーマライゼーションの精神は、人権的に考えても大切なことなのだということを感じた。日本の社会福祉制度をもうちょっとなんとかしなければと思った。
(高3女子)

・バリアフリーの建物を作るときに、寸法がとても細かく決められていることを初めて知った。また、ユニーバーサルデザインは障害のある人や、お年寄りなどが使うものだと思っていたが、どんな人でも使う物だと知って驚いた。デザインといっても様々な分野があるし、いろいろな知識を蓄えていかなければならないということが分った。(高3女子)

・バリアフリーやユニバーサルデザインについて、こんなにたくさんの法律やきまりあるとは思いませんでした。玄関の幅やスロープの勾配まで決められているとは驚きでした。また、身近なものにもユニバーサルデザインの考え方を生かし作られていることが分かりました。
(高1男子)

2013年09月02日

one day college 感想文(19)-京都外国語大学-

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京都外国 外国語学部語大学
目からウロコの英語学習法!
-頭と体を映画を使うスピードラーニング-
英語には60万語を超える語彙があるとされますが,その大半を占めているのがラテン語(仏語)系の語彙とアングロサクソン(本来の英語)系の語彙です。前者のラテン語系の語彙はイギリスの貴族に使われた長く難しい単語です。一方,後者のアングロサクソン系の語彙は庶民が使っていた表現で,短めで平易です。今回は前者と後者の動詞表現を比較しながら,後者に属するput togetherという句動詞にスポットを当て,その汎用性の高さ(使いみちの広さ)を提示します。最後にその汎用性を6本の映画や英字新聞の記事で実証します。この授業で皆さんの英語の発想を変える「アハ体験」をしていただければ幸いです。

-生徒感想文-
・イディオムの汎用性についてたくさん教えてもらい新鮮だった。今までの英語学習に対する意識を変えようと思った。また、発音のしかたなども教えてもらって、とても勉強になった。
(高2男子)

・put together というイディオム1つに本当にたくさんの意味があるけれど、先生のおっしゃたように、意味的にすべてに共通している「組み合わせる」という意味を覚えていればいろいろなものに応用できてなるほどと思った。先生の発音がとてもきれいでうらやましかった。私も英語をしゃべりたいと切実に思いました。(高2女子)

・とにかく楽しかった。楽しく覚えられた。英語にとても興味がわいた。もっと洋画などを見て英語に触れてみようと思いました。(高2女子)

・倉田先生はとても熱く、とてもわかりやすく、講義の時間があっという間にすぎてしまいました。みんなを英語に世界に連れて行ってくれた気がした。この大学に行きたいという気持ちが芽生えました。(高2男子)

・初めに、講義をされた先生が、1年生には難しいかもしれないとおっしゃられたので、身構えていました。けれど、先生のお話はおもしろくて、理解できる範囲は理解できました。ラテン語と英語の関係を聞いて、知らないことが50分の間でもたくさんありました。ものすごいためになりました。英語は苦手だけれど、大学受験でいかせるためにも頑張りたいです。(高1女子)

・先生が面白くて、あっという間に時間がすぎた。英語も見れて楽しかった。大学入ったら英会話頑張る。(高3女子)

・ノンストップでお話されたので、全くメモがとれませんでした。(笑) すごく聴きやすくて、ますます関心がわきました。今までは洋画を日本字幕で見ていたけれど、これからは字幕も英語にしてみようかと思う。(高3女子)