不安だった気持ちはどこかへ
― 「自然学舎」生徒感想から ―
「もしも,この自然学舎がなかったら,こんなに早く友達はできなかったと思います。 私は最初,3日間だけでみんなと仲良くなれるか不安でした。 でも,1日目が終わるときにはいっぱい友達が出来ていました」
「自然学舎でできた友達は,これからの学校生活の中でもっと仲良くできたらいいなと思うし,大切にしていけたらいいなと思いました」
入学後わずか1週間での宿泊行事。 生徒たちは「友だちができるのか」と不安だったようです。 公立中学校とは異なり,同じ小学校から進学する人は数人程度。 しかし,そのような不安もあっという間に解消したようです。
「この自然学舎を通じて,友達をつくる楽しさを実感して,いい自然学舎になりました」
「以前から仲がよかった人とも,オリエンテーションを通じてさらに仲良くなれたし,あまり知らなかった人とも,休憩時間に部屋に行ったりと,楽しく過ごすことができました」
これから6年間ともに過ごす友だち — 学園生活を充実したものにするには不可欠です。 そして,その付き合いは卒業した後も続くと思います。 この自然学舎での経験も,きっと一生心に残る思い出になったことでしょう。「入学してまだ間もないので,ぼくには親しい人があまりいませんでした。 だから今回の自然学舎に参加することはとても不安でした。 車の中でもどきどきしていました… 気がついてみると,あんなに不安だった気持ちがどこかに行っていました。 どんどん楽しくなってきました。 この自然学舎は,ぼくに友達をつくるチャンスを与えてもらった思い出に残るものでした。 家に帰って,まず母に楽しかったと言いました」
今回で,自然学舎の生徒感想の連載を終わります。