部活動
科学部 盲斑検出 三球儀
2019/02/04
科学
科学部の部員に「どんな研究がしてみたい?」と聞いてみると、
「人体に関する研究がしたいです!」
という答えが返ってくることが多いです。
今のご時世、血球検査程度でも人体を傷つける実験研究は難しいのが現状です。
人体を傷つけない実験としてはいくつか提案をしていますが、
(第43回OLYMPUSシゼコン 文部科学大臣賞「38度の日は暑いのに38℃のお風呂に入ると暑くないのはなぜか?」など)
今回はそのひとつ、人間の眼球にある盲斑の実験。
人間の眼球で光を受容する網膜。
ここには脳へ情報を伝える視神経が通っている場所があり、自覚はしていませんが必ず「見えない部分」があるんです。
その検出実験を行いました。
この「見えない部分(盲斑)」は人によって形や大きさは様々。
今回は3人の部員の盲斑を測定しましたが、それぞれ個性がありますね。
「見えない部分」といっても、人間は必ず両目でその部分を補足したり、眼球を動かすことによってその部分を無くしています。こうやって目に見える形で検出できると面白いですよね。
また今回は、太陽・地球・月の動きを模式的に表せる「三球儀」とよばれる道具も扱ってみました。本来は中学3年生で学ぶ学習内容ですが、模型でイメージするととても理解しやすかったと思います。
生物ばかりではなく、様々な分野に興味の幅を広げていってほしいですね。