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部活動
科学部 校外 血液細胞観察
2020/02/17
科学
昨日、高校1年生の2名と大阪バイオメディカル専門学校へ、細胞検鏡の授業を受けに行ってきました。
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まずは、専門学校の校長先生から細胞工学について講話をいただき、技術士さんから本日の実験手法を教わります。
校長先生は大手製薬メーカーの研究職を長年勤めておられたかたで、薬学に興味のある生徒にとっては、大変刺激になる話だったようです。
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今回、血液のがん細胞サンプルを提供いただいたので、これを観察します。
マイクロチューブの中の細胞を集めて観察するために、集細胞遠心チューブをスライドガラスに取り付けます。
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血液細胞はギムザ染色で見やすくします。
マイクロピペットの使い方は覚えていますか??
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染色した血液細胞を顕微鏡で観察します。
学校の生物室の顕微鏡よりも倍率が高く、ピントも合わせやすい顕微鏡でした。
ピント調節などは他の学校の参加者よりも早く出来ていたでしょうか?普段の練習の成果ですね。
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こちらは、専門学校の校長先生に提供いただいた血液。
血球のほとんどが赤血球で、赤血球には核が含まれていないことがはっきりわかりますね。
実験終了後は、校舎見学をさせてもらいました。生徒にとっては見たことのない機械ばかりでキラキラした目で見学をしていました。
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大学や病院付属の研究所ほど広くはありませんが、研究に必要な実験機材が十分そろっており、大変うらやましい環境でした。
まだまだ進路や将来の夢に迷っている年齢だとは思いますが、今回の体験は大変良い刺激になったと思います。
貴重な機会をいただいた大阪バイオメディカル専門学校の皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
※今回の活動は、大阪バイオメディカル専門学校のブログにも取り上げられております。是非ご覧ください。