部活動
科学部 COVID-19休校中 ⑨
2020/04/06
本校も入学式が明日に迫り、学校再開が近づいてきました。
部活動再開がどうなるかは、今後の状況次第ですが、部員の皆さんは学校からのClassiなどの連絡をこまめに確認していてください。
4月5日にきずきの森の観察会が開催されました。
部活動が再開できていれば、部員の皆さんと参加したかったのですが、この状況なので参加出来ません。
参加された方から写真等、情報をもらいましたので、掲載します。
今回のテーマは「サクラのいろいろ」
一般に日本でサクラと言えば「ソメイヨシノ」ですが、きずきの森にはエドヒガン・コヒガン・ヤマザクラ・オオシマザクラ・オオヤマザクラなどが生えています。
まずはその見分け方・歴史を学びます。
また、純林を作るタイプと作らないタイプの植物の違いとして最近話題になっている、「外生菌根菌」「アーバスキュラー菌根菌」についても学びました。
きずきの森のお花見のメインはヤマザクラ。赤っぽい葉と同時に花が咲いているのが特徴です。
しかしヤマザクラを含めバラ科のサクラは、アーバスキュラー菌根菌と共生タイプなので、このように群落を作っているのは、人工的な植林の証拠だそうです。
大きい花弁で緑の葉と同時に出てくるのがオオシマザクラ。ソメイヨシノを含め、様々な雑種を作りやすいのが特徴だそうです。
サクラ以外にもツツジも満開でした。特に目立っていたのはコバノミツバツツジ。
科学部がかかわってきた「復活の池」は気温上昇に伴ってアオミドロが大増殖。
これも生物の餌になってくれるでしょうか。
池の中には相変わらずマツモムシが多く見られました。一時期見えていたヒメダカは見られません。大雨で流れたのか、水生昆虫に捕食されたのか、アオミドロなどの中に隠れているのか・・・?
池までの道はバリアフリー化でササ等が刈られ、とても明るくなりました。
これで生物相は大きく変わるのではないでしょうか。
豊かな森が形成されているきずきの森周辺ですが、上の写真に写っている奥側は来年全て伐採され(山桜も含め)、尾根は削られ、谷も埋められ、メガソーラーパネルが設置されるそうです。
https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/202002/0013121427.shtml
(神戸新聞記事)
参加者からは「この眺めも見納めだ」と悲しむ声が多く聞かれました。
生物室のクサガメを含め、生き物たちは順調に餌を食べて元気にしています。皆さんの登校、首を長くしてお待ちしています。