部活動
茶道部 はじめての「花寄せ」
2020/10/03
茶道
コロナ対策が続く中、茶道部は苦戦しています。なにせ茶道の醍醐味は、狭い茶室で、一服のお茶を挟んで、主客が一期一会の世界を作り出すこと。つまり、「三密」そのものです。いろんな工夫をしながら活動していますが、みんな(もちろん顧問も!)お菓子は紙箱でなく器に入れ替えて取り回したい、点てたお茶は自分で飲むのではなく他の誰かに味わってほしい(料理と同じで、味わってもらって初めて自分の腕前がちゃんと披露できるのですから!)と思いながらの4ヶ月。
何とかしたいですよねと師範のM先生と相談して、試験前最後の部活動日の今日、はじめての「花寄せ」を行いました。
普段から、お花の指導もされているM先生あってこそのスペシャル・イベント?!
いつも使っている花器、寄贈していただいた花器、M先生が持ってきて下さった花器を床の間にずらりと並べ、今日のために用意した茶花を準備します。
学年などの垣根を取っ払った2グループに分かれて、客役の銘々が思い思いに選んだ花を選んだ花器に生けていきます。
ゆっくりと時間が流れ、次第に花寄せの「絵」ができていきます。
迷いながら花器と花の組み合わせを選んでいる仲間を見守っているまなざしは、とても優しくて、そして興味津々です。
M先生が隣でちょこちょこっと手を貸してくださると、どんな組み合わせもオンリーワンの仕上がりに。
季節の花に見守られながら、お茶をいただきましたよ。ちなみに今日のお菓子は中秋の名月。