部活動
囲碁将棋部 将棋 塚口交流戦
2022/01/11
囲碁将棋部の新年最初の活動として、塚口将棋交流戦に参加しました。1月10日(日)、場所は阪急塚口駅前のサンサンタウン4Fコミュニティホールです。今回は中学生4名、高校生1名が参加しました。
企画していただいたのは、神戸灘将棋教室さんです。教室主催ということもあり、教室に通う小学生が多かったように思います。近年、コロナ禍の影響もあり、地域の大会・交流戦等が減り続けています。こうした交流戦を開催していただくことはとてもありがたいように思います。
さて、生徒たちの活躍を振り返ります。交流戦は棋力が近い人同士で組んでいただけますが、本校の生徒は新年から持てる力を遺憾なく発揮します。13時~16時までの3時間で、高2生N君は7連勝負け無し、中3生F君も勝ち越します。さすがです。中1生O君は5連勝を含む6勝1敗。本生徒は将棋会館でも部活でもなかなか勝ちが続かず、それでも強くなりたい一心で努力を続けてきた生徒です。私もこの日初めて負けました。成長をとても嬉しく思います。圧巻は中1生のDくんです。初戦から8連勝を達成します。相手が小学生とはいえ、棋力はほぼ互角の相手です。簡単にできることではありません。聞くと、必ず毎日将棋をしているといいます。実戦慣れした棋譜が目立ちました。
最後に中1生Iさんを紹介します。2学期から入部し、本格的に将棋を始めた女子生徒です。部活のレベルは高く、なかなか勝てませんでした。家ではお父さんも1から将棋を勉強し初め、娘と対局するなど、親子で一緒に強くなろうと頑張っています。今回の交流戦、緊張もあってミスの連発からなかなか勝つことができません。3局目には1手詰を逃して敗戦してしまいます。とても悔しかったと思います。迎えた最終対局、序盤で飛車をただで渡してしまいます。それでも諦めず指し続け、最後は大逆転で外部行事初勝利。
1手詰めを逃して負けたあの対局から彼女の雰囲気が変わりました。本気でもっと強くなりたいと思ってくれたのではないでしょうか。
将棋は、頭の良さがすべての競技ではありません。ルールを覚えたての東大生も、教室に通う小学生には負けてしまいます。手筋や定跡の勉強、実戦、分析・・・どれだけ努力したかが一番大切なのです。強くなりたい、そのために努力できる人は必ず伸びます。今までの部員もそうでした。
今回、交流戦を主催していただいた灘将棋教室様には、貴重な機会を設けていただき、とても感謝しています。ありがとうございました。そして部員の皆さん、お疲れ様でした。