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囲碁将棋部 将棋 文部科学大臣杯中学団体戦

2022/06/06

囲碁将棋

6月5日(日)に中学生の公式団体戦である文部科学大臣杯が灘高校で行われました。この大会は実に3年ぶりの開催となりました。しかし、参加校はかなり減っており、雲雀丘学園の他は灘中学、白陵中学、甲陽学院、甲南中学の5校12チームのみでした。しかも相手はどこも強豪ばかりで、厳しい戦いが予想されました。

本校からは3チームが参加しました。全員中2生で、1チームは女子で固めたチームです。対戦表が配られると、先ほどまで談笑していた生徒たちはやや緊張し始めたように感じました。3人のうち2人が勝てばそのチームの勝利になります。

今回、特に印象に残った対局が2つあります。1つはCブロックの女子チーム副将のIさんです。半年前に初めて参加した塚口子ども将棋大会では、ほとんど勝つことができませんでした。1手詰を逃した逆転負けもありました。あれから半年、彼女の意思で朝の7時半から私が将棋指導を行い、二人三脚で練習してきました。迎えた公式戦初戦、男子生徒相手に詰みを逃さす勝利。とても嬉しかったです。

もう1つはBブロック副将のOくん。チームが1勝1敗で迎えた3局目、勝てば決勝トーナメント進出の大一番。大将が勝ち、三将が敗れ、決勝に進めるかはOくんにかかっていました。Oくんは中飛車で序中盤ともに相手を圧倒。8二に龍を成り、5二金と王手をかけ続けますが、相手玉は3三、4四と逃げ続け、ついに入玉を許してしまいます。その後は玉の周りに成り駒をつくられ大逆転負け。実はこの対局は龍引きで必至をかければ詰んでいました。かなり悔しかったと思います。

結局3チームとも灘中学に敗れ決勝には進めませんでした。灘中学の将棋は別格というほど強かったです。今回の大会は確かに強豪校ばかりが相手でした。その中で善戦したと思います。しかし、相手が強かったという感想で終えてしまうと、いつまでも棋力は伸びません。必ずあの強さを自分は身に付けるんだ、次こそ倒したいという気持ちになって欲しいと思います。まだまだリベンジの機会はあります。一緒に棋力を伸ばしていきましょう。

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