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囲碁将棋部 将棋 秋の団体戦(県総文祭将棋団体戦)

2022/11/24

囲碁将棋

46回県総合文化祭将棋部門団体戦に参加してまいりました。雲雀は過去に二度この大会で県3位を記録していますが、一度も優勝したことがありません。過去二回の3位は、いずれもあと一歩で優勝できた惜しいものでした。先輩たちの雪辱を果たすため、高2Yくん、高1Kくん、Fくんで参加しました。
場所は姫路市の淳心学院です。それでは対局を振り返ります。

団体戦は3人のうち2人以上が勝てばチームとしての勝利になります。1回戦の相手は尼崎小田高校。相手方3人ともが四間飛車使い。四間飛車は大会でもかなり多くの生徒が指す定番戦法です。対策通りしっかり指しこなし、3−0と勝利。2回戦は白陵高校女子チーム、ここも3−0で完封します。

3回戦は強豪の灘高校。ここを倒さなければ優勝は狙えません。灘の大将は全国大会優勝経験者、副将三将も四段クラスの強敵です。11敗となり、行方は三将に委ねられました。ここでFくんの将棋が輝きます。序盤から作戦勝ちで優勢に進めると、終盤も冷静でした。受けを間違えず、そして玉を寄せにかかります。140手以上の熱戦の末、見事に勝利。2−1で灘を破る大金星です。

こうなれば勢いそのままに4回戦も姫路西高校を3−0で破り、いよいよ全勝同士の決勝戦です。勝てば本校史上初の優勝です、相手は加古川北高校。このブログでも以前書いたように、ここ数年加古川北とは相性が悪く、何度も雲雀の入賞を阻まれてきました。

最初に決着が着いたのは大将戦、相手の穴熊を最後まで崩せず敗れました。普通に戦っても厳しい相手、挑戦をテーマに仕掛け、挑んだ将棋でした。果敢な素晴らしい将棋でした。次に三将、危ない局面も多かったですが、見事に勝ち切り11敗。最後はKくんです。中盤では優勢な局面に見えました。終盤が得意なKくんですが、角の使い方を誤りました。逆転負けで1-2と惜敗。間違いなく優勝はすぐそこにありました。将棋は本当に怖い。合計12勝3敗、ルール上結果は3位。やはりこの壁は高かったです。しかしまだリベンジする機会はあります。来年春の団体戦、今度こそ優勝し全国大会へ行きましょう!

今回の3人、仲が良くとても良いメンバーです。部長のYくん、春に対局した生徒と当たりました。以前は負けましたが、今回は勝利しリベンジを果たしました。Kくんは高校から入学の有段者、彼がいなければ間違いなく3位にはなれませんでした。Fくん、今回全勝です。そして今大会がA級者との初めての対局でした。十分通用しており、強かったです。またこのメンバーで、次こそ勝ちましょう。

最後にKくんが姫路西高校戦で見せた寄せを掲載します。相手が4九龍とした場面、7手詰めです。



(本局の進行)4四桂→同歩→4三銀→同玉→4一龍→4二金→3二角まで

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