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囲碁将棋部 将棋 第46回県総文将棋大会個人戦

2022/11/04

囲碁将棋

11月3日(木・祝)灘高等学校で県総合文化祭将棋部門大会が行われました。今回は個人戦です。200名ほどが参加しました。本校からはA級2名、B級4名が参加します。

まずは予選リーグを戦います。B級は16名1リーグ、4局戦い、4連勝の1名だけが決勝トーナメントに進めます。B級参加の高1生3名は全員2勝以上の経験がありません。熾烈なB級で3勝以上挙げることは至難です。試合前に「3人合わせて6勝を目指そう。3勝したらブログに取り上げます!」と約束しました。この言葉に奮起したのがFブロックのHくん。1局目を落としてしまいますが、そこから2つ勝ち、迎えた最終局。得意の四間飛車で相手の攻めを跳ね返します。そして見事勝ち初の3連勝。中学から見ていた生徒、本当に嬉しかったです。他二人も合わせて合計6勝と目標達成です。Hくんの3勝がなければ果たせませんでした。

B級でもう一人、高1Fくん。将棋に真摯であり、かなりの実力者です。過去2回B級で両方とも決勝トーナメントに出ています。今回も所属するAブロックで4連勝、さらに勝ち、決勝戦に進出します。相手は甲陽学院1年生。急戦相居飛車の将棋ながら、中盤から終盤にかけてが長い対局になりました。結果はF君の逆転負け。しかし準優勝です。ナイス将棋でした。来年からA級に昇格します。表彰は井田明宏四段から受けました。

A級では部長のYくん、高1で三段の実力を持つKくんが躍進します。Yくんは4人で構成される予選リーグで2勝1敗勝ち抜け。Yくんの決勝T進出は初です。大会前まで絶不調だったとのことで心配していましたが、素晴らしい将棋でした。

Kくんも予選から絶好調、有段者の手が炸裂していました。特に初戦では前回大会3位、推定五段ある甲陽学院の1年生を撃破します。両者秒読みで迎えた終盤、相手の2四飛と王手をかけた局面、2五歩や2七歩と打ちたい場面ではないでしょうか。ここでKくんの手は2六桂。2五歩では3四の桂馬を取られて詰みにくくなる。2五銀もありますが、相手に銀を渡すと自陣が危険になるという冷静な判断。このあと同飛、2七銀引きと冷静に指しました。

Kくんも決勝トーナメントに進みましたが、ベスト4をかけた対局で尼崎稲園高校の2年生に逆転負けしてしまいました。中盤から終盤にかけて押しているように見えましたが、見誤ってしまいました。対戦相手の選手は優勝しました。本当に惜しかったです。

次回は11月23日の団体戦です。この団体戦、何度も悔しい思いをしてきました。先輩達の雪辱を晴らして欲しいと思います。期待しています。

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