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囲碁将棋部 将棋 高校竜王戦(近畿総文出場決定)

2024/07/15

囲碁将棋

714日(日)高校竜王戦が行われ、本校は部員13名を連れて参加しました。A級および女子部門は上位4名までが、B級は上位2名までが近畿大会出場権を得られます。


まずはB級です。総勢126名の中から入賞を目指します。16人で組まれる予選ブロックを4戦全勝しないと決勝トーナメントには進めません。そんな中、高1のOくんは得意の中飛車で4連勝、決勝に進みます。決勝1回戦を勝ち、迎えた準決勝。相手は白陵高校1年生です。強豪白陵で団体戦メンバーにも入っていた難敵です。勝てば近畿大会出場が決まる一局は、居飛車vs中飛車の戦型。中盤まで互角でしたが、Oくんはしっかり詰みへの拠点を作っていき、これが生きました。150手を超える熱戦も最後は寄せ切って勝利しました。決勝では敗れ準優勝でしたが、近畿大会出場を決めました。他選手もほとんどが予選で3勝を挙げました。


A級では3名が出場しました。昨年、近畿大会で優勝したEくんがこの日も活躍。予選を2勝1敗で通過し、決勝Tの1回戦では強敵灘高校の2年生を破りベスト4を決めました。これによって近畿大会出場が決まりました。しかし、準決勝では中学時に3年連続県代表の経験を持つ甲陽学院の1年生に敗れました。


女子の部も3人が参加。全員初戦を勝ち、次に勝てば予選通過です。まずは高1のTさん、白陵高校1年生の棒銀に三間飛車に振って戦います。居玉のままの乱戦を見事に勝ちきりました。続いて高1のIさんは尼崎稲園高校の3年生と対局します。戦型は中飛車と四間飛車の相振りに。春の大会では勝っていたIさんですが、相手のリベンジに燃える気持ちが強かったのか、ここを敗れてしまいました。高2のSさんも同じく敗れてしまい、二人とも決勝には進めませんでした。ですが、普段から将棋に熱心な二人。この夏は将棋会館に通い続けるとも言っていました。大会は大きく成長するきっかけになります。秋のリベンジに期待しています。勝ち上がったTさんは連勝し決勝戦にまで進みました。相手は白陵高校の1年生。Tさんの中飛車に対し、相手は3七銀と急ぐ超速で対策してきました。序盤は劣勢な局面でしたが、終盤、冷静に自玉に詰みがないことを読み切り、指しこなします。ナナメ駒さえ渡さなければ大丈夫と、桂の金取りも放置し必至をかけます。最後は綺麗な5手詰で勝利し、優勝しました。この将棋には顧問の先生方も絶賛でした。


A級、B級、女子すべての部門で近畿総文出場が決まりました。負けてしまった生徒もとても頑張ってくれました。私は敗れた生徒も、まったく力がないわけではなく、十分に全国や入賞を狙える位置にいると思っています。次の8月ウェルネス杯でも頑張りましょう。そして今大会は高3の引退時代でもありました。中1の時から活躍し、雲雀の快進撃を支えてくれたFくん、Hくん、本当にお疲れ様でした。二人とも勝利を挙げてくれました。また部活もたまに見に来てください。

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