学校ブログ

部活動

科学部 2024合宿 潮岬

2024/08/06

科学

2024年の科学部 夏合宿は、7月29日から2泊3日で和歌山県 潮岬で行われました。

1日目は8時30分に大阪駅集合です。

参加人数は中高・男女合わせて29名です。

朝の通勤ラッシュ時間帯、網や釣り竿など大荷物を抱えた移動でしたが、スムーズに移動できました。


紀伊田辺駅での乗り継ぎ・昼食を経て、16時過ぎにようやく今回の宿泊地である潮岬青少年の家に到着です。

これから2泊3日お世話になります!

移動で疲れた身体に、準備していただいた食事は染み渡りました。

夕食後、もちろん元気が有り余っている部員たちは、夜の漁港へ繰り出し、夜釣りスタート。

ネンブツダイやスズメダイ、キジハタなどを釣り上げ、イワガニ、イセエビ、マアナゴなどを発見してくれました。

さすが潮岬。漁港に普通にイセエビがいます。(捕獲したら違法)

夜釣りが終われば、宿舎で一眠りして、夜明け前から朝釣りです。

カタクチイワシの大群が入ってきていたりして、なかなかテンションが上がりました。


ここで合宿期間中に釣り上げられた魚たちを一挙紹介します。

カゴカキダイ。おちょぼ口なのですが、よく針に食いつきましたね。この魚の模様を体を横から見て、「横じま」と言われることがありますが、縞の向きは、魚は頭を上にしたときにどちら向きか?になりますので、カゴカキダイの縞は「縦じま」です。

ネンブツダイ(オオスジイシモチ)これはたくさん釣れました。

ネンブツダイの仲間はクロホシイチモチなどテンジクダイ科の魚が色々いますが、まとめて「キンギョ」や「ネンブツ」などと呼ばれて、蔑ろにされる魚です。

しかし、生態として口内保育を行ったり、小さいながらも食味も悪くないし、あまり嫌ってほしくない魚ではあります。

イットウダイ(?)こういう魚が釣れると、黒潮の影響を感じますね。

1日目の一番の大物、キジハタ(アコウ)です。小さな漁港の岸際にこんなのが潜んでいるのもさすが串本です。

ニシキベラ。岸壁から少し投げると、砂地+岩礁帯だったので、ベラの仲間も多く生息していました。

ニシキベラのほかに、ホシササノハベラなどカラフルなものが多かったように感じました。

2日目の一番の大物、トラウツボ。和歌山の磯場といえばウツボの仲間です。磯遊びするような浅いところでも、数種類のウツボを観察することができました。どの種類も歯が鋭いので扱いには要注意です。

ハリセンボン、と言われがちですがもう少し大型になります。イシガキフグ。残念ながら針が体表に埋まっていますので、ハリセンボンのように膨らんで針を立てることはできません。

優雅に見えるところを泳いでいたので、部員たちは必死に釣り上げようと頑張ったようです。

今回の合宿を通して一番の釣果は、部長が釣り上げたブダイです。

最終日に釣り上げ、青少年の家で捌かせてもらって、自宅に持ち帰り美味しくいただいたそうです。

ルリスズメダイの仲間。太陽が昇ってくると、この仲間がたくさん漁港を泳いでおり、水族館の熱帯魚水槽を思わせます。


2日目は磯遊び・釣りをする班と、潮岬海中公園を見学する班に分かれました。


串本海中公園は、本州最南端の水族館で、海中にそびえる海中展望台が目玉の施設です。その他、ウミガメや黒潮に乗ってやってくる様々な南方系の魚たちが展示されています。

また、2日目の午後には希望者で青少年の家のプールをお借りして遊びました。

海水と違ってべた付かないからいいですね。

それにしても、真夏の関西では比較的涼しいはずの潮岬ですが、3日間快晴でとても暑かったです。熱中症の部員が出なくて、本当に良かったです。

2日目の夕食はカレー作りです。

まずセンターの人の説明をしっかり聞きましょう。

野菜を切るときは、手を切らないように!!グループごとに協力して出来ていたと思います。

火付けはきりもみ式。なかなかつかずに苦労していました。昔の人は毎回こんなことをやっていたんですね、尊敬します。(今回は最終的にはチャッカマンを使いました)

火力調整しながら煮込んでいきます。ガスコンロなどとは桁違いの火力なので、ご飯もカレーもすぐ炊けます。

どの班も大きな失敗なくおいしいカレーを作ることができました。

自分たちで作ったカレーの味はどうでしょうか・・・?

片付けも協力して迅速に!

食事後はレクリエーション① ビンゴ大会

部長の趣向を凝らした景品をめぐって、部員たちみんなで楽しみました。リーチが出ても、なかなかビンゴにならないものですね。


ビンゴの後はレクリエーション② 花火大会。人に向けて火をつけないように!

風が結構強く、ロウソクの火がよく消えてしまい苦労しました。

花火大会の後は、星空観測会。月齢も新月に近く、天気も良かったので、大阪や宝塚では到底見ることのできない美しい星空を見ることができました。

最終日は、ジオパーク博物館・本州最南端の碑を散策するチームと、釣り班に分かれて行動しました。

公園としてしっかり整備されていて、お土産屋さんなどもあり、散策は楽しかったようです。

また、最後に橋杭岩の見学に青少年の家の方がバスで連れて行ってくれました。

近畿地方とは思えない素晴らしい景色ですね!

串本駅から大阪までの特急に乗り、無事帰ってきました。

これから文化祭や畑の収穫など、科学部としては忙しい日々が続きます。

今回の合宿で深めた絆で、これからの活動も一致団結してやっていってほしいと思います。お疲れ様でした。

pagetop